ケニア派遣

JICA海外協力隊(コミュニティ開発)としてケニアへ派遣された、2年間の活動・生活記録をまとめたカテゴリです。

「世界を変える」といった大きな物語ではなく、異文化の壁にぶつかりながらも、半径5kmの現場で泥臭く悩み、笑い、行動する「等身大の国際協力」をお届けします。

【主な内容】

  • 途上国ビジネス・支援の現場: SHEPアプローチ(市場志向型農業)に基づく農家の収入向上プロジェクトや、ローカル市場の調査、現地のビジネス文化のリアル。
  • アフリカのサバイバルな日常: 突然の停電や断水、マタツ(乗合バス)での理不尽な移動、現地食材を使った自炊など、たくましく生き抜くためのライフハック。
  • 異文化コミュニケーションと考察: スワヒリ語での対話や、ケニア人の価値観(ポレポレの精神など)に触れる中で得た、異文化理解のジレンマと気づき。
  • ケニア国内の遠征・視察録: 首都ナイロビの最先端エコシステムから、茶産地ケリチョ、高地エルドレットなど地方都市の産業事情まで、自分の足で見て回ったケニアの多様性。
カカメガでの活動

【ケニア派遣154日目】トイレ修理が無料になった日。日々の挨拶の価値と、レコードキーピングという高い壁

溜まった洗濯物がよく乾く快晴の154日目。トイレの修理代を「いらない」と無料にしてくれた大家さんとのエピソードから、日々の挨拶と関係構築の威力を実感する。
カカメガでの活動

【ケニア派遣153日目】トイレ故障に鼻で笑う朝。3週間遅れのマッシュルーム栽培が、ついに来週始動する

新しい1週間の始まりはトイレの故障から。大家に修理を頼みつつ、もはやケニアのトラブルに全く動じなくなった自分に気づく。3週間のビハインドを経て、マッシュルーム栽培が来週ついにスタートする153日目。
カカメガでの活動

【ケニア派遣152日目】KFCのサクサクな衣に涙が出そうになる。カカメガの都会感と、食への渇望

午前中はカカメガのタウンで買い出し。別カウンティの同期が日本の食材の品揃えに驚く姿を見て、任地の都会度を再認識する。昼食に貪ったKFCの美味しさに、無意識に抱えていた「食への渇望」を自覚した休日の記録。
カカメガでの活動

【ケニア派遣151日目】「人はパンのみにて生くるにあらず」。メンチカツの誕生日会と、暇と退屈の倫理学

同期隊員の誕生日を祝って豪華な日本食(メンチカツやレアチーズケーキ)を作った151日目。久しぶりに頭を使わずに日本語で語り合う時間の尊さと、豚肉の流通に見る地域差について。
カカメガでの活動

【ケニア派遣150日目】ついに完成した泥の小屋。実習生と歩く畑の解像度と、親の前で子どもを叱る同僚

待ちに待ったマッシュルーム小屋がようやく完成。実習生やCP(カウンターパート)と共に畑を巡り、植物と土壌の知識を深め合う。親の目の前で子どもを説教するケニア特有のコミュニティの距離感を観察する。
カカメガでの活動

【ケニア派遣149日目】20円の古着の山と「洋服がありすぎる」虚無感。国境の街ブシアで見る消費社会の果て

ウガンダと陸続きの国境の街「ブシア」へプチ遠征。20シリング(約20円)で投げ売りされる広大な古着(ミトゥンバ)市場を歩きながら、世界中に溢れかえる洋服と消費社会の異様さについて考察する。
カカメガでの活動

【ケニア派遣148日目】「ケニア人は陽気」という嘘。実習生の市場調査から学んだ、主語を大きくすることの危うさ

大学生の実習生による市場調査に同行。挨拶もなしに値段を聞いたり勝手に撮影したりして怒られる姿を見て、「見ず知らずの人に答える義務はない」という関係構築の大前提を再確認する。
カカメガでの活動

【ケニア派遣147日目】「僕のロールモデルだ」。実習生と歩く畑で気づいた、自分自身の知識の蓄積

スタック状態のマッシュルーム建設に対し、厳しめにスケジュールを提示しつつも「待つ」ことを選んだ朝。昨日やってきた2人の実習生を連れて畑を巡り、少しだけ先輩気分(Tom-san)を味わう147日目の記録。
カカメガでの活動

【ケニア派遣146日目】スーツはNG? 農業事務所のTPOを学ぶ

快晴の週明け。事務所にやってきた大学生の実務研修生(アタッチメント)への同僚の指導から、ケニアの農業オフィサーに求められる服装のTPOとコミュニケーションスキルについて考察する146日目の記録。
カカメガでの活動

【ケニア派遣145日目】車で買うチケットとボコボコのピッチ。ケニア・プレミアリーグ(KPL)で見た純粋な熱狂

快晴の休日。溜まっていたシーツを洗濯し、料理動画を見て「食」の幸せを噛み締める朝。午後は隣町ムミアスでケニア国内トップリーグ(KPL)の試合を初観戦する。