【ケニア派遣134日目】発散から実行へ。活動の輪郭が固まる夕暮れと、嵐の前の静けさというオチ

カカメガでの活動
カカメガでの活動

「ないものは作る」ケニアの便利さ

今日はマッシュルーム栽培に必要な資材を買い揃えるため、隣町のムミアスへ向かいました。

なぜか分かりませんが、今日は出会う人たちがみんな「いい人」ばかりでした。 Agrovet(種や肥料などを扱う農業資材店)のスタッフも、Hardware store(建築資材などを扱う金物店)の店員も、こちらの拙いスワヒリ語や込み入った注文に対して、とても丁寧で親切に対応してくれました。

もちろん、良いことばかりではありません。道中では物乞いの子どもにずっと付きまとわれ、少しだけ会話を交わしたものの、やはり最後は少し嫌な思いをしてしまう瞬間もありました。この国を歩く以上、光と影のコントラストは常にセットです。

今日一番買いたかった大物は「金属製のドラム缶」でした。 マッシュルームの培地を殺菌・発酵させるために必要なのですが、店を回っても、蓋がなかったり底に穴が空いていたりと、なかなか条件に合うものが見つかりません。

仕方がないので、近くにいた職人(Fundi)を捕まえて、「こういう用途で使いたいから、直して明日届けてくれ」と直接オーダーしました。 既製品が手に入らなくても、その辺にいる職人にお願いすれば、大抵のものは切ったり溶接したりして「作って」くれます。この臨機応変さとマンパワーの力技は、ある意味で日本以上に便利でたくましいと感じます。

映っていないですが、ガソリン価格は197シリング(約200円)高い…

ツキの連鎖と、半年を目前にしたフェーズ

用事を済ませて帰路につきますが、今日の「ツキ」はまだ終わっていませんでした。

帰り道、たまたま通りかかった車に途中まで無料で乗せてもらうことができました。 さらに、家の近くの行きつけのお店に寄ると、いつも250シリング(約250円)で買っている鶏肉を、「今日は100シリングでいいよ!」と大幅にまけてもらえました。 流石に申し訳なかったので気持ち多めに払いましたが、人の優しさに連続で触れ、「今日はなんだか全体的にいい日だな。ツキというのは続くものだな」とホクホク顔で帰宅しました。

夕方からは、メインの農業支援とは別で少しずつ動き始めている、新しい事業に関するオンラインミーティングを行いました。

カレンダーを見れば、ケニアに赴任してからの期間がもうすぐ半年になろうとしています。 これまではとにかく色々な場所へ顔を出し、可能性を探る「発散」の時期でしたが、ここへ来てようやく自分の活動の輪郭がカチッと固まってきました。

これからのフェーズは、いくつかある構想をしっかりと「形にすること」。そして何より、農家や関わってくれる人たちのために「とにかくビジネスを成功させること」にフルコミットする時期に入ります。 もちろん新しいアイデアの種は常に探し続けますが、軸足を「実行と成果」に移していく。決意を新たにした良いミーティングでした。

嵐の前の静けさと、4度目のダウン

充実感に包まれながら、夜のルーティンである筋トレを始めました。しかし、どうもおかしい。身体が鉛のように重く、全く動きません。お腹も空かず、夕食を作る気力も湧かなかったため、そのままご飯を食べずにベッドに入りました。

数時間後。夜中にふと目が覚めると、全身が嫌な汗でぐっしょりと濡れていました。
身体がとてつもなく重い。そして、お腹が激しく痛む。

「……うわ、また来た」

慌ててトイレに駆け込みました。 そこからは地獄です。激しい嘔吐と下痢が止まらず、トイレに籠城することになりました。 意識が朦朧とする中で体温計を脇に挟むと、数字は無情にも38度を超えていました。きつい。本当にきつい。

ケニアに来てから、早くも4度目のダウンです。 いくら気をつけていても、水、食べ物、疲労、あるいは見えないストレスなど、どこで引き金が引かれるか全く分かりません。

這うようにしてベッドに戻り、解熱剤を水で流し込みました。
昼間のあの親切な店員たち、ドラム缶の職人、無料のヒッチハイク、そして安くしてくれた鶏肉。 いいことの連鎖は、嵐の前の静けさ的なやつだったのかもな……

暗闇の天井を見上げながら、そんなことをぼんやりと考え、熱に浮かされるまま再び目を閉じました。 明日には少しでも良くなっていることを祈るばかりです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました