【ケニア派遣132日目】「やる気」は当てにならない。マッシュルーム小屋の建設と、自分を律するシステム作り

カカメガでの活動
カカメガでの活動

動き出せば早い。マッシュルーム小屋建設

今日からまた新しい1週間の始まりです。

そして、ついにマッシュルーム栽培用の小屋の建設がスタートしました。 これまでの度重なる遅刻や待ちぼうけが嘘のように、今日は大工が問題なくやって来て、スムーズに作業が始まりました。 追加の資材が必要になっても、農家と事務所、そして大工が上手く連携しながら調達を進めていきます。

今日はフレームと屋根を作成し、明日は土壁を作り、明後日は棚を作って完成するという段取りだそうです。 早い。しかも、まさかの「オンスケジュール」で動いていることに一番驚いています。 ケニアでの仕事は、とにかく動き出しが遅くてエネルギーが要りますが、いざ始まってしまうと驚くほど早い。ちゃんと仕事をしてくれる彼らの姿を見て、とてもありがたく感じました。

電線の貼り直し作業

障害物を取り除く仕事と、嬉しい留守番

現場が自律的に回り始めると、私自身が物理的に手を動かしてやることは、実は特にありません。

問題がないかを確認し、途中で注文したネジの数に手違いがあった時などの「ハプニング対応」をするだけです。 1回ドンと背中を押して、あとは彼らの慣性に任せて動いてもらう。そして、彼らが進む先にある障害物を取り除いていくだけ。 何でもかんでも自分で抱え込むのではなく、こういう黒子のような立ち回りこそが、私の正しい役割なのだと思います。

明日は、同僚がカカメガのタウンでミーティングがあるらしく、「代わりに事務所にいてほしい」と頼まれました。 ただの留守番かもしれませんが、「任せてもらえる」ことに、少しだけ職場での信頼が増したのかもしれないなと、素直に嬉しく思いました。

部屋が汚いと掃除を始める同僚。週に1回は掃除をします。

「やる気」は当てにならない

夜は、週に1回の同期隊員とのオンラインミーティングでした。今日は少し頭が働いていなくて、自分自身の発言については反省点も多いのですが、やはり定期的に活動を振り返って話す機会があるのは本当に良いことだと実感します。

協力隊の活動において、明確な「マイルストーン」は驚くほど少ないです。 公式な報告の機会は、中間と最後の2回だけ(それも15分程度)。あとは活動計画策定の面談や報告書の提出が数回あるくらいです。 会社員時代であれば、個人レベルで週次の上司との1on1や日報があり、チームとしても週次ミーティングや四半期ごとの成績振り返りなど、リズムを作る仕組みがありました。

しかし、協力隊は極めて個人の活動に近いです。
誰も管理してくれない環境で、2年間、自分の力だけで自らを律し続けるなんて、普通に考えて無理な話です。

途上国のために何かをしたいという「やる気」や「熱意」。 確かに、私たちがケニアに来る動機やきっかけはそういうものでした。でも、感情としての「やる気」なんてものは決して永続的なものではなく、むしろ刹那に使い切ってしまう類のものだと思います。それに頼っていては、絶対にどこかでだれてしまいます。

自らを律する「システム」の構築

だからこそ、モチベーションに依存しない「環境・システム作り」が何よりも大切になります。

私の場合、それが週次での同期とのミーティングであり、3週間に1回の個人の振り返り発表です。 そして何より、この「毎日ブログを書くこと」。 正直なところ、ブログのネタを作るために、あえて外へ出て動いている日だってあります。逆説的ですが、アウトプットの習慣がインプットの行動を強制的に生み出しているのです。

毎週1冊の読書や、映画鑑賞のルールもちゃんと継続しています。色々な人から見えるように発信し、「途中でやめたらカッコ悪い」という自分自身のプライドをフル稼働させて、継続するためのシステムを回しています。

継続は、気合ではなくシステム作りです。活動の早いうちから、そのシステムを構築し、リズムに乗せることができたのは良かったと思います。

マッシュルームの小屋も、私の活動のシステムも、少しずつ形になり始めています。

手の上でジャガイモを細かく切ってチップス(ポテト)を作る女性。

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