【ケニア派遣323日目】結果と、過程のあいだで

ケニア派遣323日目。バルセロナの敗戦で始まった月曜日。事務所長への厳しい報告からイチゴ事業の「損切り」を決断し、結果を出さなければならない現実と向き合う。さらに、投稿のために生きる感覚から逃れるためにSNSと距離を置き、結果だけでは測れない過程の大切さを綴る等身大のエッセイ。

月曜日、敗戦から始まる。

新しい一週間が始まりました。

と言いつつ、昨晩のエル・クラシコでバルセロナが敗れたこともあり、少し気分の重い月曜日です。
負けたこともそうですが、試合そのものが、どこか物足りなかった。

メッシとロナウドがいた頃のクラシコには、もっと殺気立ったような、互いに譲れないものがぶつかり合う緊張感がありました。もちろん、今の選手たちにもそれぞれの魅力はあるのでしょう。それでも、あの頃の試合には、勝敗以上に見ている人を熱くさせる何かがあった気がします。

将棋の羽生善治さんが、対局は相手と一緒につくり上げるものだ、という趣旨の話をしていたと記憶しています。
スポーツも、きっと同じです。

相手がいるからこそ、思いもよらない展開が生まれる。互いに力をぶつけ合うからこそ、一人ではつくれない試合になる。 勝敗はもちろん大切です。でも、勝ったか負けたかだけで、その試合の価値が決まるわけではありません。

そんなことを考えながら、一日が始まりました。

「むこんべ」って言うらしい。美味しくはない。匂いが強い。漢方みたいな感じ。
精力剤としていいらしい。

成果を出さなければいけない。

朝一番で、事務所長に活動の報告をしました。

正直、うまくいっていない部分があります。
そのことを話すと、当然ながら厳しい指摘も受けました。まあ、仕方なし。

仕事である以上、成果を求められるのは当然です。
頑張っています、挑戦しています、と言うだけでは十分ではありません。実際に何かを残さなければいけない。

午後からは同僚と畑を見に行き、キノコとイチゴの様子を確認しました。
そして、イチゴについては、これ以上注力しないことにしました。

ここまで時間もお金もかけてきました。
それでも、今の状況を考えると、これ以上続けたところで大きな成果につながる可能性は高くなさそうです。
いわゆる損切りです。

投資したものを手放すのは、簡単ではありません。
ここまでやってきたのだから、もう少し頑張れば何か変わるかもしれない。そんな気持ちもあります。

ただ、これまで費やした時間やお金は、これからの判断を決める理由にはなりません。
大切なのは、これから何をするのが最善なのか、ということです。

そう頭では分かっていても、やっぱり悔しい。

うまくいかないなあ。

今日は心なしか体調もよくなくて、余計にこたえます。

ケニアいると結構ローラースケートを日常遣いしている人がいるんよな。

SNSから距離を置く。

ところで最近、SNSから少し距離を置くことにしました。

活動のことを発信したり、考えたことを文章にしたり。記録を残すこと自体は好きですし、誰かに届くこともうれしい。

ただ、ふと、投稿するために活動しているような感覚になることがありました。

何かを経験したら、発信できるか考える。何かに取り組んだら、どう見せられるか考える。
いつの間にか、実際に経験することと、それを誰かに見せることが近づきすぎていたのかもしれません。

もちろん、発信することが悪いわけではありません。記録することで考えが整理されることもあるし、誰かとつながるきっかけにもなります。
ただ、投稿する価値があるかどうかを考える前に、自分自身がどう感じているのかを、もう少し大切にしたい。

うまくいかなかったことも、悔しかったことも、すぐに意味づけしたり、誰かに伝わる形に整えたりせずに。
しばらくは、自分のために経験して、自分の中で考えてみようと思います。

ちなみに、SNSを見ないからといって、落ち込んでいるわけではありません。
ちゃんと生きているので、ご心配なく。

最近、任地にスーパーマーケットができた。と言っても一部屋サイズのほぼキオスクだけど。
歩いて入れるタイプの店はコンビニみたいで好き。