8.4
Ladysmithには久しぶりにTaxi Rank(バス停)があったので、そこからNewcastel行きのミニバスに乗り移動しました。南アフリカの西エリアよりも気持ち運賃は高めでしたが、ぼったくられたわけではなさそうだったので文句を言わずにしっかりと払いました。
Newcastellはとても人が多い街でした。露店が非常に多く雑然としていました。治安はあまり良くなさそうでしたが元気があって楽しげな街でした。
また、アラビア系の人が多くビジネスをしていました。彼らの多くは電化製品やグロッサリー製品のお店のオーナーです。中国人やインド人の店で黒人の方が働くという光景は、この半年全ての国で同じように見られました。そのような店は比較的安いものが多い印象です。
このように外国人が移住してきてビジネスをすることは一長一短で、非常に難しい”問題”であると感じています。
本当はこの街に一泊したかったのですが、昨日タイムロスをしてしまったので、今日はもう少しだけ移動をすることにしました。目的地はエスワティニの国境近くの街Piet Retiefでした。NewcastelにもBus RankがあったのでPiet Retief行きのミニバスに乗りこみ出発を待ちました。
しかし、約3時間待った末に、「人数が揃わないから今日は出発しない」と言われました。さすがにここまで酷い仕打ちを受けたのは初めてでしたが、アフリカらしいなと感じながら笑えており、この旅を通してだいぶ心が広くなったのだと思います。
仕方なくヒッチハイクを行いなんとかPiet Retief までたどり着くことができましたが、着いたときにはすでに19時を回っており、辺りは真っ暗でした。国境付近の街は治安が悪いことが多いので、十分に気をつけながら宿を探しました。しかし、目星を付けていた3つの宿はどこも空きがなかったため、警察署に泊めてもらうことにしました。警察署にはできればもうお世話になりたくなかったですが、今日はこれ以上、街を歩くのが危険だと判断したので仕方なく逃げ込みました。
明日は最後の国、エスワティニに行きます。南アフリカにある二つ目の内陸国。レソトや南アフリカとどのような共通点があり、どのように異なるのか、、楽しみです。