【ケニア派遣333日目】2時間遅れのトレーニング

ケニアで初めてのマッシュルーム栽培トレーニングを開催。開始予定の9時になっても参加者が集まらず、焦りを感じながらも、最終的には18人の農家さんが参加してくれました。時間に対する感覚の違いや、現地の人に任せることの大切さ、そして本当の成果は栽培を始める農家さんが増えることだと考えた一日。

9時になっても、誰も来ない

本日は、マッシュルームのトレーニングを行いました。

朝早く家を出て、きのこを収穫し、会場の準備を進めます。
定刻の9時前には、すべての準備を終えました。

しかし、案の定。

9時になっても、誰も来ません。

このまま誰も来ないのではないか。

そんな焦りが、少しずつ出てきます。

それでも、30分ほど経つと、ぼちぼち農家さんが来はじめました。

同僚も含め、ようやく人数が揃ったのは11時ごろ。

参加農家さんは18人。トレーナーや同僚、協力隊の方も含めると、全員で20人を超える規模になりました。

よかった。

本当に、ほっとしました。

2時間遅れでも、始まれば熱心

結局、同僚はほとんど協力してくれませんでした。

それでも、自分で声をかけて集めた農家さんたちのおかげで、目標としていた15人を達成することができました。

ただ、開始は予定より2時間遅れ。

こういうものだよな、と割り切れる自分もいます。
参加者が、まるで何事もなかったかのような顔をしているので。

もちろん、交通機関が不安定なこともあるし、多少の遅れは仕方ありません。
でも、自分のバイクで来ている人もいる。
2時間の遅れは、交通事情だけが理由ではないと思います。

やっぱり、真面目に時間どおりに来た人が損をするような文化は、好きになれません。

待ち惚ける私。

ところが、いざトレーニングが始まると、雰囲気は一変します。

みんな一生懸命にノートを取り、積極的に質問をしてくれます。
中には、サクラなのかなと思ってしまうくらい、次のテーマにつながる質問をしてくれる人もいました。

面白い。

途中、雨が降ってくるなどの小さなハプニングもありましたが、総じて良いトレーニングになったと思います。

本当の評価は、これから

さて、この中から何人が実際にきのこ栽培を始めてくれるのでしょうか。

これが、今回のトレーニングにおける一番の評価指標です。

参加人数が多かったことも、熱心に質問してくれたことも、もちろん嬉しい。

でも、それだけでは意味がありません。

実際に栽培を始め、継続してくれる農家さんが増えること。

そこが本当の成果です。

これから、しっかり農家さんを訪問し、フォローアップをしていきたいと思います。

現地のことは、現地の人が一番知っている

今回のトレーニングを振り返ると、開催までの調整が一番大変で、当日そのものはやることがありませんでした。

むしろ、細かい段取りなど、同僚や農家さんにお願いした方がうまくいく感じがしました。

現地のやり方は、現地の人が一番よく知っています。

日本で当たり前だと思っていた進め方を、そのまま持ち込む必要はない。

もちろん、時間を守ることや、参加者への配慮など、大切にしたいことはあります。
それでも、すべてを自分のやり方で進めようとするのではなく、現地の人に任せることも必要だと思います。

色々と学びの多いトレーニングでした。