【ケニア派遣217日目】昨日までの営業が連れてきた嬉しい悲鳴。キノコの供給不足と、いちごの「ロゴコンペ」

ケニア派遣217日目。前日まで精力的に行った行政事務所への営業が実を結び、朝夕とキノコへの注文が相次ぎ嬉しい供給不足に直面。後半は、いちご農家さんを訪ねて息子さんとロゴコンペを楽しみつつ、鳥に先を越されて食われた初果実から防鳥ネットの必要性を痛感した一日を綴ります。

営業の種まきが実を結んだ、嬉しい供給不足

今日はいちごの作業に集中する予定を立てていましたが、朝から急遽、嬉しい予定変更が入ることになりました。
キノコの注文が、立て続けに舞い込んできました。

昨日、行政事務所のすべての部屋を自分の足で回り、オフィサーの一人ひとりに熱意を込めてプロジェクトの価値を伝えた成果が、さっそく形になって現れました。さらに夕方にも追加の注文の電話がかかってきて、嬉しい悲鳴を上げています。

現在、供給が追いついていない状態です。足りない。売ることにこれほど苦労していた日々から一転、手元にあるプロダクトが足りなくなるという、新しい課題に直面しています。

自ら動いて市場に種を撒いたからこそ、こうして需要が向こうから押し寄せてくる。
営業活動における、生々しく、力強い手応えを肌で感じています。

農家の息子とのロゴコンペと、鳥に先を越された果実

収穫と納品を済ませたあとは、いちご農家さんのもとへ。
今日は、農家さんの息子さんと一緒に「ロゴコンペ」を開催しました。

事前に私の方で作成しておいた6個ほどのデザイン案を見せたところ、彼女はとても喜んで、気に入ってくれました。 「ここを少しこうしてほしい」という細かなフィードバックをもらったので、少しだけ修正を加えて、また明日持っていくつもりです。デザインを通じて、現地の当事者とクリエイティブな対話を重ねていくプロセスは、本当に楽しく、充実感があります。

畑の作業自体は、農家さんが最近体調を崩されていたこともあって、思ったほど進んではいませんでした。しかし、水やりや最低限の栽培管理はしっかりと継続してくれていました。体調が悪いなかでも、いちごを枯らさずに守ってくれた当事者意識に、深く救われます。

その丁寧な管理のおかげで、株にはいよいよ待望のフルーツができ始めていました。
しかし、悔しいことに、その赤く実りつつあった初果実は、鳥にきれいに食い荒らされていました。

近々、防鳥ネットを導入する予定を立ててはいましたが、ここでいちごを本格的にやるとなったら、鳥対策は絶対に避けては通れない、必須のインフラなのだと身を以て痛感しました。初収穫の悔しさは残りますが、これもまた、鳥に教えてもらった大切な現場のデータです。

ペース配分と、ピッチの外の緩やかな熱狂

夕方近くになると、これまでの連日の営業や肉体労働の疲労が一気に押し寄せ、吸い込まれるように泥のように深く眠っていました。

「できるまでやる」という強いマインドセットで動くことは大切ですが、体が資本である途上国生活において、健康を損なってしまっては元も子もありません。これからの本格的な収穫期に向けて、しっかりと自分のペース配分を意識しながら、無理のない範囲で稼働をコントロールしていこうと思います。

夜は、楽しみにしているワールドカップ観戦。 今日の試合は、なんとなくフランス代表にいつもの覇気や勢いが感じられず、少し不思議な感覚のままゲームを眺めていました。強豪国であっても、過酷なスケジュールのなかでチームのコンディションを維持し続けるのは、容易なことではないのでしょう。

嬉しい供給不足の課題、楽しかったロゴのデザイン、そして鳥に奪われた果実の悔しさ。
明日もまた、少し修正したロゴ案を片手に、できることから一つずつ、丁寧にマトゥングの現場を耕していきます。

大量にいただいた野菜とバナナ。
「野菜が足りなくなったらいつでも言って」と言ってくれました。優しいすぎる。