【ケニア派遣114日目】対向車線にはみ出して自滅するバス。イースター連休、ナイロビへの15時間大移動

カカメガでの活動
カカメガでの活動

ラマダンとイースター。寛容な宗教観

今日から、キリスト教の「イースター(復活祭)」の祝日に伴う4連休が始まりました。
バスでの移動中、十字架を掲げて街を行進する人たちの集団を何度も見かけました。

【補足】ケニアのイースターと「十字架の道行き」 イースター(復活祭)は、十字架にかけられて死んだイエス・キリストが3日目に復活したことを祝う、キリスト教において最も重要なイベントです。ケニアでは、キリストが十字架にかけられた受難の日(聖金曜日:Good Friday)から、イースター・マンデーまでの4日間が祝日となります。行進は、カトリック信者などがキリストの十字架を背負った歩みを再現する「十字架の道行き(Way of the Cross)」という儀式で、ケニアのイースター恒例の光景らしいです。

実は先々週も、イスラム教の「ラマダン」明けを祝う祝日がありました。
(その時は祝日だと全く気づかず、普通に働いてしまいましたが……)。

ケニアは国民の多くがキリスト教徒ですが、イスラム教徒も一定数存在します。 日々生活していると、彼らがそれぞれの信仰に対して非常に真面目であると同時に、クリスチャンもムスリムもお互いの行事や存在を自然に認め合い、共存しているのを感じます。この宗教的な寛容さと大らかさは、ケニアのとても良いところの一つです。

15時間の大移動と「自滅する」渋滞

この4連休を利用して、首都ナイロビへ遠征に向かいます。
今日は大型バスでの大移動です。

私の任地(マトゥング)の隣町であるムミアスは、大型バスの始発地点になっていることが多く、理不尽な待ち時間がほぼありません。スムーズに出発できました。

しかし、そこからが地獄でした。

結果から言うと、ナイロビの宿に着くまで、寄り道なしで15時間もかかりました。
しんどすぎる…

連休初日ということもあってか、道中は想像を絶する大渋滞でした。

さらに渋滞に拍車をかけるのが、ケニア人ドライバー特有の運転です。 彼らは少しでも前が詰まると、平気で「対向車線」にはみ出して強引に追い抜こうとします。 しかし当然、対向車線からも車はやってきます。すると鉢合わせになり、元の車線に戻ろうとするものの、ぎっしり詰まっているので合流できない。結果、両車線を完全に塞いでしまい、余計に渋滞を悪化させるのです。

「普通に自分の車線で大人しく真っ直ぐ走った方が、全体としては絶対に早いでしょ……」

窓の外で繰り広げられる自滅的な交通カオスを眺めながら、何度心の中でツッコミを入れたか分かりません。

縦横無尽に走る車たち。
私は黄色いトラックと同じ方向を目指しています…

音漏れの車内と、新アニメの救い

車内の環境もなかなかハードです。 私の隣に座った若者は、イヤホンもつけずにスマホから大音量で音を垂れ流していました。 TikTokの短い動画音声が延々とループし、途中からは実写版の『ワンピース』の音声が車内に響き渡ります。公共空間でのパーソナルスペースの感覚が、日本とは全く違います。

私も負けじとヘッドホンを装着して、映画を観たり、Podcastを聴いたりして、なんとかやり過ごすことにしました。 折しも4月。新しいアニメのクールが始まる時期です。今期は熱いタイトルが多く、画面の世界に没頭できたおかげで、なんとか精神を保つことができました。

「もう移動したくない」と叫ぶ夜

日をまたぐかという時間に、ようやくナイロビの宿に到着。
長旅で全身の関節がバキバキに痛みます。

「正直、キツすぎて、もうナイロビまで来たくないな……」
大移動をするたびに、毎回そう思って心の中で叫んでいます。それでも、現場に足を運ばなければ得られない情報があるから、動くしかないのですが。

明日からは、ナイロビの農家やファーマーズマーケットなどを視察して回る予定です。 やりたいこと、調べたいことは山ほどありますが、今日の疲労は相当なもの。
「無理をしない」という最近学んだ教訓を胸に、自分の体力と相談しながら、明日もマイペースで動こうと思います。

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