【ケニア派遣111日目】イチゴの進捗報告と「見え方」を気にするボス。JICA業務費申請とプロジェクト準備

JICA海外協力隊
JICA海外協力隊カカメガでの活動ケニア派遣

「JICAからの見え方」を気にするボス

今日は1日中、事務所に居座って仕事をしていました。 久しぶりにボスが来たので、今後の活動についてじっくりと対話する時間を持ちました。

面白いなと思ったのは、彼女が「JICAからの見え方」を結構気にしているということです。 例えば、現在進めているイチゴのプロジェクト。先日、試験的に植えた苗が農家の放し飼いの鶏に食べられてしまい、進捗に遅れが出ています。 このトラブルや遅延をどう報告するかについて、「JICAからはこう見えるんじゃない?」「そのやり方だと報告しづらいんじゃない?」といった具合に、ドナー側の視点に立った意見を言ってくれます。

特別に手を動かして手伝ってくれるわけではありませんが、組織の力学を理解した上でアドバイスをくれる、非常に良き理解者です。

また、彼女自身は学校の農業クラブ(4Kクラブ)を強く推しています。
事務所から求められていることと、私がやりたいこと・できることのバランスを上手く取って進めていこうと思います。

新規プロジェクトに向けた業務費申請

マッシュルームなどの他のプロジェクトについても、進捗と今後の方向性をすり合わせました。

大工(Fundi)との会話もまとまったので、一旦企画書や見積もりなどを作成し、JICAへ業務費の申請を出しました。 無事に予算が下りればラッキー。下りなければ自費で強行突破します。まずは4月中に栽培などのアクションを開始することを目標に、準備を進めていきます。

販売の面でも色々考えている部分があるので、4月はそれに向けて動けるところから少しずつ動いていきます。

1500本のコーヒー苗と、厳格なSacco(協同組合)

今日の事務所周辺は、やけに賑わっていました。 コーヒー栽培の組合による、農家への苗の配布が行われていたためです。 運ばれてきた1500本のコーヒー苗を、農家の土地の広さに応じて振り分けていきます。

配布の様子を観察していると、ケニア農業の「シビアな一面」が見えてきました。

まず、不正受給(他人の名前を勝手に書くなど)を防ぐため、農家自身が直接名簿にサインし、リストを2部作成するという厳格な管理が徹底されていました。 技術指導も具体的です。品種が混ざらないよう単独エリアに植えること、樹冠を確保するために「3メートル×3メートルの間隔」を空け、「穴の深さは2フィート」掘ること。

そして、強調されていたのが、「コーヒー協同組合」への参加義務です。 個人で勝手にやるのではなく、組合に入ることで初めて販売ルートが確保され、ローンの取得や研修へのアクセスが可能になります。

「子どもたちの代まで残せる価値ある作物」として、地域全体でコーヒー産業をコントロールしようとする気迫を感じました。

余白の時間と「ダラダラ」への抗い

最近、日々の生活に「余白の時間」があるなと感じています。

日中は事務所やフィールドにいて、5〜6時間は現場で動き、それ以外の時間も1〜2時間は企画書の作成や調査などのデスクワークをしています。 それでも、時間はある。 何せ、家から職場まで徒歩2分という究極の職住近接です。日本の通勤ラッシュで消費していた時間が丸々浮いているわけですから、当然と言えば当然です。

赴任から3ヶ月半。少しずつ生活に慣れて余裕が出てきたので、時間もできるようになってきました。ただ、ここはポレポレ(ゆっくり)な空気が流れる田舎町。治安上の理由で朝晩は外出できず、毎日の停電でネットも満足に使えない時間が多々あります。 ダラダラしてしまう要素は、完璧なまでに揃っているのです。

でも、せっかくのこの2年間をダラダラ消費してしまうのは、あまりにももったいない。
そこで、この「余白」を埋めるための明確なマイルストーンを設定することにしました。

  • 最低、1週間に1冊の本を読み、学びをnoteにまとめる
  • 最低、1週間に2本の映画を観て、感想をFilmarksにまとめる
  • 毎日、運動(ランニング・筋トレ・ストレッチ)の習慣化
  • 8月までに、本(長文)の執筆活動を形にする
  • 週次で、音声コンテンツの収録と編集を行う
  • 毎日、ブログを執筆

環境の不便さや、ポレポレな空気を言い訳にしない。 自由な時間だからこそ、できる限り日次・週次で目標を立て、自律的に自分の生活とタスクを管理していく。

「時間がある」というかつてない贅沢を、最大限の自己投資に変えていこうと思います。

昼ごはん、ウガリ,キャベツ,オメナ(小魚)。値段は、60シリング(≒円
基本いつも肉を頼むので、オメナ頼むと、いいじゃんみたいな顔をする店員さんたち。ほぼ毎日通っているので、もう常連さんです。

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