カカメガでの活動

JICA海外協力隊(コミュニティ開発)として派遣されている、ケニア西部・カカメガ郡での活動記録をまとめたカテゴリです。

主にマトゥング(Matungu)や隣町ムミアス(Mumias)を拠点とし、現地の農業事務所や農家とともに小規模農家の収入向上を目指すプロジェクトに取り組んでいます。

【主な活動内容】

  • SHEPアプローチの実践:「作ってから売る」のではなく、「売る先を見つけてから作る」市場志向型農業の導入。
  • 泥臭い市場調査:スーパーやレストランへの飛び込み営業、ローカル市場での価格・流通ルートの足を使ったリサーチ。
  • 新規作物の栽培・加工:イチゴやマッシュルーム、グースベリーなどの高付加価値作物のトライアル栽培と、余剰作物を使った加工品(ドライフルーツ、スナックなど)の開発。
  • 販路開拓とコミュニティ形成:WhatsAppを活用した情報共有ネットワークの構築や、NGO・協同組合との連携。

途上国特有のインフラの壁(停電・断水・悪路)や、異文化コミュニケーションの難しさにぶつかりながらも、現地の人々と共に汗を流し、ビジネスの種を蒔いていく「泥臭い現場のリアル」を日々綴っています。

JICA海外協力隊

【ケニア派遣109日目】自分の声と向き合う音声編集。落語の凄さと「It’s a piece of cake」の魔法

アニメ『宇宙兄弟』に元気をもらう日々。ケニアでの体調不良や心無いからかいなど、立ちはだかる壁も「It's a piece of cake(楽勝だ)」の精神で笑い飛ばす、前向きな1日の記録。
JICA海外協力隊

【ケニア派遣108日目】ケニア人に「ディズニーランド」はどう説明する? アナハイムの映像から考えた、余剰とアーキテクチャの世界

YouTubeでアナハイムのディズニー特集を鑑賞。徹底的に計算された「アーキテクチャ(人工物)」と「余剰の塊」であるテーマパークと、剥き出しの自然を生きるケニア。二つの世界の対比から豊かさを考察する。
JICA海外協力隊

【ケニア派遣107日目】「ゴロゴロ」で量る市場調査と、ウガンダ産ばかりの野菜。足で稼ぐデータとKAMISシステム

週に1度行われるムミアスのマーケット調査に同行。「ゴロゴロ」と呼ばれる空き缶単位での価格交渉や、スマホアプリを使ったリアルタイムの価格データ入力(KAMIS)など、アナログとデジタルが混ざり合う調査の裏側をレポート。
JICA海外協力隊

【ケニア派遣106日目】壊れたモップと「金継ぎ」の美学。何でも3分で直すケニアの職人たち

久しぶりに事務所に滞在した106日目。大掃除中に壊れたモップを、裏の職人がわずか3分で修理。サッカーボールも靴も、壊れても何度も直して使い続けるケニアの文化に、日本の「金継ぎ」に通じる美しさを見出す。
JICA海外協力隊

【ケニア派遣105日目】写真慣れした女性たちと「支援頼み」の違和感。終わりのない援助のジレンマを考える

マトゥングの女性グループ代表を訪問。牛乳とメイズの収益で無料医療機関を作るという立派なビジョンの裏に見え隠れする「ファンドレイジング(外部支援)頼み」の体質に、コミュニティ開発の難しさを感じる105日目。
JICA海外協力隊

【ケニア派遣104日目】「隠すな、配れ」。20年目の種菌農家が教える、ケニア式口コミマーケティングの極意

午前中はマッシュルームの先進農家へ。コストや生産リスクなど、競合になり得る私に全てを共有してくれる「共創」の美しさに感動。彼らが販路として活用する「階層化されたWhatsAppグループ」の威力を知る。
JICA海外協力隊

【ケニア派遣103日目】20Lの尿肥料とさつまいもの山。同僚のレアな指導姿と、理にかなった農家の知恵

新しい1週間の始まり。午前中は同僚と農家を訪問し、バナナの剪定やメイズの間隔指導など、同僚の珍しい(?)仕事姿を目撃する。人間の尿を使った肥料や、さつまいもの畝作りなど、現地の理にかなった農法を考察。
JICA海外協力隊

【ケニア派遣102日目】キスムの空きテナントから読み解く経済のリアル。そしてJR値上げに賛成する理由

西部最大の都市キスムでの朝活と買い出し。しかし、Googleマップで調べた店は軒並み閉店し、モールは空きテナントだらけ。なぜ大都市でシャッター化が進むのか、ケニア経済の現状から仮説を立てる。
JICA海外協力隊

【ケニア派遣101日目】水道のない家と、ストライキの現場。西部隊員集会で知る「比べる意味のない」過酷なリアル

ケニア西部最大の都市キスムで開催された隊員集会へ。約20人の仲間と再会し、水道のない生活や、国民皆保険(SHA)の支払い滞納による病院のストライキなど、それぞれの過酷な現場のリアルを共有する。
JICA海外協力隊

【ケニア派遣100日目】根っこを引きちぎる大雑把さと、クラウンの危機。年配農家と意見をぶつけ合う、100日目の現在地

ついにケニア赴任100日目。朝から農家でイチゴの植え替え作業を行い、300個だった苗が1000個以上に増えている生命力に驚愕する。一方で、農家の大雑把な作業(根を切る、クラウンを埋める)にヒヤヒヤする現場のリアル。