【派遣前訓練8日目】英語の洪水と、坐禅の静寂と。

二本松訓練所
二本松訓練所青年海外協力隊

雲海を抜ける、朝日の光

今日から、いよいよ本格的な語学の授業が始まります。
昨夜ノートがないことに気づき、今朝、麓のコンビニまでランニング。

眼下に広がる雲海を照らしながら、ゆっくりと昇ってくる朝日。 まるで世界の始まりのような、荘厳で静かな光景に、思わず息を呑みました。

英語の洪水と、一つの覚悟

語学の授業は、1日5コマ。それに加えて必須の自習(or講座)が2コマ、さらに宿題や予習復習と、一日10時間近くを勉強に費やす日々が始まりました。

初日の今日は、振り分けられた6人のクラスでのオリエンテーションがメインでしたが、それも全て英語。浴びせかけられる英語のシャワーは、もはや洪水です。脳が悲鳴を上げそうでした。

「私なら、この訓練所にいる間、四六時中英語だけを使う」。 先生のその言葉に、税金で学ばせてもらっている責任の重みを改めて感じます。

ここでの課題は、とにかくスピーキングです。自分の考えを、よどみなく、ありのままに伝えられるようになること。今までのようにおぼつかない単語の範囲で話すのではなく、とにかく「使う」。その覚悟が決まった一日でした。

坐禅の静寂で、自分と対話する

夜は、選択講座の「坐禅」に参加しました。 住職の方をお招きし、講和と実践の時間。警策(きょうさく)で肩を叩かれる痛みよりも、足を組む痛みの方が勝りましたが(笑)、それ以上に得難い体験でした。

「何もしない」という30分の中で、普段は意識しない自分の内側の声が聞こえてくるようでした。汗が滲む感覚、喉の渇き、呼吸の微かな音。自分自身と静かに対話することで、心のコンディションが整っていく。それは、自分のアクセルとブレーキを、自在に操るための時間なのかもしれません。

講話の中で住職が引用された、ネルソン・マンデラの言葉が特に深く胸に響きました。

「生まれた時から、肌の色や育ち、宗教で他人を憎む人などいない。人は憎むことを学ぶのだ。もし憎しみを学べるなら、愛を教えることもできる。愛は憎しみに比べ、より自然に人間の心に届く」

この言葉は、まさにこれからの協力隊の活動に通じる教えだと感じます。ご縁に感謝です。
ありがたい経験をさせていただきました。

今日からおかわりを覚えました。多分、ntcで一番食べてます。

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