【派遣前訓練68日目】土の理論と、SNSの魔法。そして、カオスな夜に思うこと。

二本松訓練所
二本松訓練所青年海外協力隊

4時間で知る、「土」の世界

今日は土曜日。語学授業はお休みですが、午前中は4時間みっちりと「コンポスト」に関する選択講座に参加しました。正直、長いな…と覚悟して臨みましたが、終わってみればあっという間。非常に実り多い時間でした。

大原則は「ゴミを出さない」こと。それでも出てしまう生ゴミを、どうやって「土」に還すか。その理論は、実に科学的でした。微生物、酸素、水分含有量という3つのキーポイント。好気性分解が嫌気性分解の20倍ものエネルギー(熱)を生み出すこと。その熱が、他の菌を死滅させる役割も担うこと。

しかし、理論通りにいかないのが現場です。うまくいかないと人はすぐにやめてしまうからこそ、「トラブルシューティング」と「フォローアップ」、すなわち「人材育成」が何よりも重要になる。この視点は、国際協力の現場そのものだと感じました。

さらに、ネパールでの宗教的な背景や、堆肥を「売る」ことのマーケティング的な難しさ。「知っている」ことと「教える」ことは全く別物であり、自分が主役になってはいけない。土の世界から、活動の本質を教えられたような気がします。

山奥のカフェと、SNSの魔法

頭をフル回転させた昼過ぎからは、英語クラスのメンバーと山奥にある「風花」というカフェへ。 こんな山奥なのに、いや、こんな山奥だからこそなのか。ひっきりなしにお客さんが訪れ、中には外国人の姿も。

SNSさえあれば、どんな場所でも人を集められる。午前中に学んだ、土に根差したアナログな技術とは対照的な、現代の魔法を目の当たりにした気分でした。

チーズケーキ工房・カフェ風花 もりのこうぼう
ほんとの空が広がるあだたら高原で、こだわりの「チーズケーキ」や地元産牛乳を使った「プリン」を作っています。カフェでコーヒーやランチもどうぞ。木の温もりあふれるナチュラル雑貨店も営んでいます。

カオスな夜と、仲間への感謝

夜は、生活班のメンバーと「ミンズヤード」という訓練生御用達のお店へ。 気づけば4つの班が集結し、店内はもはやカオス状態。でも、とても楽しかった。昼間はあんなに真面目に勉強している仲間たちが、こうして全力ではしゃいでいる。本当に素敵な人たちに恵まれたと、心から思います。

お店の方の温かいホスピタリティにも、胸が熱くなりました。
これも全て、この地で信頼を築いてこられた先輩隊員(OV)の方々のおかげです。

ミンズヤード 天然酵母ピザ ❘ 福島県二本松市のピザ屋
ミンズヤードは福島県二本松市岳温泉の近くにある天然酵母を使用したピザが自慢のピザカフェです。1番人気のマルガリータは本場イタリアから空輸したモッツァレラチーズと特製のトマトソースを使用しているので、日本に居ながら本場の味が味わえます。

2年後、このカオスな仲間たちと、またこうして笑い合えたら。
そんなことを思いながら、酔い覚めやらぬ頭で、全体日直の最後の任務をやり遂げました。

土の理論、SNSの魔法、そして仲間との絆。 異なるレイヤーの学びが、不思議と「人との繋がり」という一つのテーマに収束していくような、そんな濃密な一日でした。

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