【派遣前訓練63日目】「待つ」ことを学ぶ。生き急いできた私への、一番の宿題。

二本松訓練所
二本松訓練所青年海外協力隊

最後のスパートと、哲学の授業

ワークショップやプレゼンテーションという大きな山場が終わり、今週からまた、みっちりと語学授業が再開しました。 …と、心構えていたのですが、今日の授業はほとんど教科書が進みませんでした(笑)。

その大半は、雑談であり、哲学であり、ディスカッション。
そういえば週明けの月曜日は毎週こんな感じです。でも、この生きた英語がすごく大事なように思います。「テクニカルなボキャブラリーを増やすには、雑誌や新聞をもっと読め」。 先生のそのアドバイスは、教科書の中だけに学びがあるわけではない、というメッセージのようにも聞こえました。

多様な経験が、視点を広げる

語学授業の後は、先日行った「所外活動」の振り返りがありました。 農家に行った人、福祉施設に行った人。人によって全く違う場所へ行き、全く違うことを感じている。その多様な経験の共有は、非常に興味深かったです。やはり、自分が全く知らない世界でも、実際に飛び込んでみると、そこには必ず新しい発見があるのだと、改めて感じさせられました。

デザイン隊員の方がデザインしてくれたロゴ入りのポロシャツです。

「待つ」ことの難しさ

そして夕食後、私は「よろず相談室」という場所を訪ねてみました。
その名の通り、専門のスタッフの方が、どんな話でも聞いてくれる場所です。

そこで、私は「待つ」という言葉をいただきました。 コミュニティ開発、しかもケニアという土地での活動は、一筋縄ではいかない。現地の人々は、私たちを待ってはいない。だから、少なくとも最初の半年間は、何かを「成し遂げよう」とするのではなく、ただの「労働力」として彼らと共に汗を流す。

そうやって地道に信頼関係を築き、協力者を見つけていくしかない。 急がない、焦らない。「Pole Pole(ポレポレ=ゆっくり、ゆっくり)」が何よりも大事なのだ、と。

その言葉は、深く、重く、胸に響きました。 きっと、その通りなのだと思います。

でも、それは、生き急いできた私にとって、一番苦手なことでもあります。
2年後、この活動が終わった時に、たとえ小さくても、未来への種を蒔けていれば、それでいい。そのゆったりとした時間感覚を、今の私が持てるだろうか。

この「待つ」という一番難しい宿題と向き合うこと。
それが、ケニアへ行く前に、今、私がすべき本当の準備なのかもしれない、、、

アフリカやグローカル訓練のお話など共通の話題も多くあり、とても楽しく有意義な時間でした。

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