手が悴む朝と、ジャーナリズムの血
金曜日の朝は、恒例となったスピーチの練習を兼ねた散歩から始まります。 手が悴むほどの、冬の気配を帯びた冷たい空気。その痛みが、なぜか心地よく感じられます。季節の移ろいと共に、訓練の日々も着実に進んでいることを実感します。
今日のスピーチテーマは、「ソーシャルメディアやテクノロジーが私たちの生活に与えた影響」。 「偶然の出会いの減少」や「デジタルユーザーからデジタルシチズンへの転換」など、示唆に富んだ視点が仲間から次々と提示され、議論は白熱。質問が尽きませんでしたが、この知的な興奮はジャーナルや来週のスピーチで、さらに深掘りしていこうと思います。政治学科ジャーナリズムコースの血が騒ぎました(笑)。
発表自体には少しずつ慣れてきましたが、やはり質疑応答になると言葉に詰まる場面が多い。これはもう、場数を踏んでいくしかありません。失敗を恐れずチャレンジしていきます。

日本語教師に学ぶ、「やる気を引き出す」魔法
語学授業の後は、日本語教師の同期による「生徒のやる気の出し方」という勉強会へ。 正直、「日本語ネイティブなのだから、誰にでもできそう」なんて、大変失礼な思い込みをしていた自分を恥じました。言語を「教える」ことの難しさ、奥深さ、そして何よりその面白さに触れ、目から鱗が落ちる思いでした。
生徒自身に目標を設定させ(最終目標とミニゴール)、成功体験を積み重ねる。活動を生徒に任せることで自律性を育む。授業内容を身近なものと関連付けて好奇心を刺激する。「できた!」という有能感を育むために、努力の過程を具体的に褒める。そして、生徒同士、先生と生徒の「関係性」を大切にする、、、など
どれも、教育の現場だけでなく、あらゆるコミュニケーションに応用できる本質的な視点ばかり。そして最後に教わった、魔法の言葉「かっこいい!」。これは、ぜひ覚えておきたいです。
先輩の声が、未来を照らす
夕食後は、「現地のリアルとつながろう」と題した、一足先に派遣された先輩隊員(25年1次隊)とのオンライン座談会がありました。 総勢30人以上の先輩方が参加してくださり、赴任後まだ2〜3ヶ月というリアルな経験談をたくさん聞くことができました。語学やカルチャーショックの壁にぶつかりながらも、皆さん一様に生き生きとした表情をされていたのが印象的です。
こうした横(同期)だけでなく、縦(先輩)の繋がりを持てること。これが、協力隊という事業の、本当に素晴らしい点だと心から思います。
「生徒のやる気を引き出す」ヒントと、先輩たちが「リアルな壁」を乗り越える姿。 未来の自分に必要なものが、少しだけクリアになったような。そんな希望に満ちた、最高の一週間の締めくくりでした。

しかしハイライトは、カオ・パット・マク・ユーというかぼちゃのお菓子。これが美味しい。


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