あっという間の一週間と、心のさざなみ
もう金曜日。
驚くほど速いスピードで、一日が、そして一週間が過ぎていきます。
ふと、「自分は今週、ちゃんと成長できただろうか」「2ヶ月後、本当にケニアで活動できているのだろうか」と、気の緩んだ瞬間に弱気が顔を出しそうになります。でも、時にはそんな自分を認め、頑張っているじゃないかと声をかけてあげることも、前に進むためには必要なのかもしれません。
フィクションの必要性と、現実世界で生きること
今日の語学授業のディスカッションテーマは、「フィクションは必要か?」というものでした。 創造性を育む、現実からの逃避、他者の視点を覗く…そんな話から議論はどんどん広がり、気づけば「現実世界で自立して生きるとは何か」という壮大なテーマに。もはや、何の授業なのか分からなくなる瞬間が、このクラスにはよくあります(笑)。
午後には、恒例のスピーチとテスト。少しずつ人前で話すことには慣れてきましたが、次の目標は、用意した原稿に頼らず、その場の自分の言葉で語ることです。
来週からはワークショップやプレゼンがあるので、たくさんチャレンジします。
「ビビる」くらいの感覚で、自分を守る
語学講義の後は、安全管理に関する講座でした。 交通安全や性暴力について、「自分は大丈夫」という根拠のない自信が、一番危ない。少しの気の緩みが、取り返しのつかない痛みを生む。ケーススタディを通して、その恐ろしさを学びました。
そして、日本人のように「空気を読む」が通じない海外では、「断る」という意思を明確に伝えなければ、相手には伝わらないこと。常に「やばい、怖い、ビビる」くらいの感覚を持ち続けることこそが、自分の身を守る最大の武器なのだと、改めて心に刻みました。
家族と囲む、バースデーケーキ
そんなシビアな学びの後は、生活班のメンバーの誕生日をみんなでお祝いしました。 久しぶりに食べる甘いケーキの美味しいこと。この生活班は、本当に温かくて、居心地が良いです。
弱さと向き合い、厳しい現実を学び、最後は家族のような仲間と笑い合う。 山あり谷ありだったけれど、振り返れば、とても良い一週間でした。

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