【派遣前訓練26日目】机の上にはない答え。二本松提灯祭りで感じた、学びと文化の熱量。

二本松訓練所
二本松訓練所青年海外協力隊

体験の中に、答えはあった

今日は一日を通して、非常に濃密な学びのある一日でした。

午前中は、「アクティビティを活用したチームビルディング」の選択講座へ。 手を組む向き、人が回る方向といった些細なノンバーバルサインから、人の心理や習性が見えてくる。そして、アクティビティのルールにどんな制約をつけるかで、そこに生まれる意味合いが変わっていく。想像力次第で、どんなものからでも学びを生み出せる、その奥深さに触れました。

午後は、バレーボール隊員の同期による自主講座に参加。 バレーの技術もさることながら、初心者が「できた!」と感じられるための講座設計や教え方が、本当に勉強になりました。ただ練習するのではなく、目標設定から振り返りまでを全員で共有する。

チームビルディングも、バレーボールも、その本質は「体験」の中にありました。

文化とは、熱気のことだった

そして夕方からは、生活班のメンバーと二本松市内へ。「二本松提灯祭り」に行ってきました。 正直、地元の小さなお祭りだろうと高を括っていましたが、まずその屋台と人の多さに圧倒されました。

そして点火式が始まると、その熱狂の理由がわかりました。伝統的な儀式の荘厳さと、若者たちの爆発的なエネルギーが一体となった、迫力のある「THE・祭り」。

最近、英語の授業で日本の文化を調べる機会が多いですが、ネットで読む知識とは全くの別物でした。人の熱、活気、その渦の中に身を置くことこそが、文化の本質なのかもしれない。そう感じながら、少しだけ「わっしょい!」の輪に混ざってみると、心が熱くなるのを感じました。

家族と見る、祭りの灯り

このお祭りに、生活班のメンバーと来られたことが、何より嬉しかったです。 出会ってまだ4週間とは思えないほどの、この安定感。本当に楽しく、温かい時間でした。

午前中に学んだチームビルディングの理論、午後に感じた「できた!」の喜び、そして夜に肌で感じた文化の熱気。机の上だけでは決して得られない、リアルな体験の中にこそ、学びの本質はある。そんなことを強く感じさせられた、一日でした。

二本松の提灯祭り | 二本松市観光連盟
二本松の提灯祭り(二本松神社例大祭・福島県重要無形民俗文化財) 開催日 毎年、10月の第1土、日、月曜日に行われます。※2019年より変更 令和7年の開催日は... 10月4日(土)、5日(日)、6日(月)です。 主な運行経路と予定時間  ...

コメント

タイトルとURLをコピーしました