入所式で感じた、”エモさ”と責任の重み
派遣前訓練2日目。
今日も一日、オリエンテーションが続きます。本格的な講座は来週から始まるようです。
午前中には、入所式が執り行われました。一人一人名前を呼ばれ、返事をする。規律や礼のタイミングを練習する光景は、どこか高校の卒業式を思い起こさせ、なんだか胸が熱くなる”エモい”時間でした。
会場に飾られた、派遣される全ての国の国旗。そして、厳かに流れる君が代のメロディー。これから始まる私たちの活動は、国と国との関係に繋がっていくのだと、改めて実感します。皇族の方々からも応援をいただくこのプロジェクトの責任の重さを、ひしひしと感じました。
40秒に凝縮された、120通りのカオスな物語
午後には、120人の同期隊員による自己紹介の時間がありました。一人40秒という短い持ち時間ですが、全員が終わる頃には2時間近くが経過します。
正直なところ、60番手くらいだった私は「中弛みして、もう誰も聞いていないだろうな」なんて高を括っていました。ところが、です。職種も年齢も、協力隊に参加した想いも全く異なる120人の自己紹介は、あまりに個性的で面白く、疲れも忘れるほどあっという間の時間でした。
40秒では到底語り尽くせない、魅力的な導入ばかり。「ああ、この人の話をもっと聞いてみたい」。そう思わされる方々ばかりでした。見方によってはカオスとも言えるこの空間ですが、ここで生まれる繋がりは、間違いなく今後の人生の財産になると確信した時間でした。
ただ、全員の顔と名前を覚えられないのが、本当に悔しいです。
少しづつでもできる限りたくさんの方とお話しして仲良くなりたいです。
自分を守るためのルールと、生活を見つめ直す機会
その他のオリエンテーションでは、昨日同様、非常に多くの情報を受け取りました。
しかし、その根底にあるのは「任地で、自分で自分の身を守る」という、ただ一つの重要な原則なのだと理解しました。
様々なルールや縛りがあるのは、正直大変だと感じる部分もあります。
しかし、これは自分の行動一つひとつを丁寧に見つめ直す、またとない機会です。
健康で、安全に、そして幸せな活動を送るために。この73日間で、自分の生活を一からデザインし直すつもりで、真摯に取り組みたいと思います。

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