新たな舞台、福島・二本松へ
グローカル訓練の興奮も冷めやらぬまま、あっという間に派遣前訓練が始まりました。舞台は、福島県二本松市。OJT形式だった熊本とは打って変わり、これからは約120人の同期隊員と合宿所で共同生活を送りながら、語学を中心とした講座を受ける、まさに「学校」のような日々がスタートします。

派遣前訓練ってなに?
私たちは、日本と開発途上国の人々をむすぶ架け橋として、互いの知識や経験を活かした協力をすすめ、平和で豊かな世界の実現をめざします。
福島らしさを味わおうと、移動の途中で立ち寄った郡山では名物のエゴマ豚をいただきました。わさびが添えられていた時点で「これは美味しいやつだ」と確信しましたが、その期待を裏切らない美味しさでした。

温かい歓迎と、期待の重み
一時間に一本の電車に揺られ二本松駅に着くと、法被を羽織った現地の方々が、盛大に私たちを迎えてくださいました。
この温かい歓迎に、これまでの協力隊の先輩方が地域と素晴らしい関係を築いてこられたこと、そして私たちに向けられる期待の大きさを感じ、嬉しいと同時に身が引き締まる思いでした。
専用バスで深く山に入ること約15分。
電波もあまり届かない、まさに「陸の孤島」のような訓練所に到着しました。

公人としての責任と、新たな決意
早速始まったオリエンテーションでは、その情報量の多さに圧倒されましたが、それだけ「公人」として守るべき責任が多いのだと理解しました。そして、私たちを支えてくださるスタッフの方の多さ(100人近くいます)、清潔に保たれた設備、その全てが協力隊員への期待の現れだと感じます。
派遣は12月の2週目ごろの予定。残された時間はわずか。
二本松訓練はたったの約73日間しかありません。
この時間を決して無駄にしないよう、一日一日を大切に、必死で勉強して、自信を持って任地ケニアへ向かえるように頑張ります。

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