きつい仕事と、同期の化学反応
午前中は、デンドロビウムのハウスで雑草抜き。
例によって灼熱のハウスでの作業は大量の汗をかきますが、不思議と、きつければきついほど興奮している自分がいました。私は”ド”がつくほどのMなのかもしれません、、、
合間には、熊本市で研修を行っていた同期隊員の最終報告を聞かせていただきました。
昨日の玉東町の隊員とはまた違う、教員らしい丁寧で朗らかな雰囲気。同じ「協力隊」という枠組みでも、それぞれの”人”によって全く違う化学反応が生まれる。その多様性が、本当に興味深いです。

感謝と笑いに包まれた、最終報告会
午後からは、遂に私たちがバトンを受け取り、発表の番です。
会場にはJICAや市役所の方々、同期隊員、そして研修中にお世話になった宮川洋蘭とイノPの関係者の皆様など、総勢30名近くもの方々が集まってくださいました。
さすがに緊張しましたが、会は戸馳島らしく、最終報告会とは思えないほどの大盛り上がりに。この温かい環境で活動できたことは、本当に幸せだったと改めて感じます。
発表では、活動内容があまりに多岐にわたったため、できる限り抽象化し、この2ヶ月半で得た「学び」を中心に、以下の3点にまとめてお話しさせていただきました。
- “感情の共有”から始める信頼関係
- やりたいことよりも先に、相手を観察・分析すること
- 無理をせず、人に頼ること
これまで、何でも自分でやろうとして、そして意外にできてきてしまったからこそ、誰かに頼り、時には弱みを見せながら一緒に活動していくことの重要性に気づけたのは、本当に大きな学びでした。うまくいかないことも多々ありましたが、全力で活動してきたからこそ得られた、この学びはきっと任地でも生きると信じています。
自由にやらせていただけたこの環境には、感謝しかありません。

東京発、戸馳島経由、ケニア行き
当初の予定は「東京発、戸馳島経由、ケニア行き」でした。
しかし、この経由地は、目的地にさえ見えるほど、あまりに濃く、たくさんのことを経験させていただきました。いただいたご恩に報いるためにも、今後の活動も精進し、いつか必ずこの戸馳島に還元したいと思います。
最高の夜と、九州の恵み
発表の緊張感から解放された夜は、稲葉さんと同居人の4人で、ささやかな打ち上げを。音楽を大音量でかけて歌い、まさに「男のシェアハウス」といった雰囲気で、本当に楽しい時間でした。
九州の日本酒や焼酎、そしてフルーツは、本当に美味しい。この土地の恵みにも、改めて感謝です。
残り3日間も、感謝を込めて頑張ります!

コメント