最後の朝礼で思い出す、最初の決意
ついに、熊本での研修も最終週を迎えました。そして今日は、最後の朝礼でした。
ふと思い出すのは、一番最初の朝礼で「帰る時には、ここにいる皆さんから惜しまれる存在になっていたい」と話したことです。
この2ヶ月半、自分なりに一生懸命働いてきました。全員からかはわかりませんが、少しはそんな存在になれたのではないかなと、今は感じています。
姿勢で示す、感謝の形
終わりが見えてきたからこそ、最後まで手を抜かず、一生懸命働くこと。
それが、これまでお世話になった方々への最大の恩返しであり、後に続くグローカル生に残せる「JICA研修生」としての姿勢だと思っています。午前中の胡蝶蘭の移動も、午後の支柱立ても、一つ一つの作業にこれまでの感謝を込めて取り組みました。
そんな作業の合間に、持ち帰り用にガラスフラワーを作らせていただきました。たくさんの種類の、一つとして同じ形のない花の中から、自分だけの作品を作る。宮川洋蘭の明るい雰囲気のお店には売っていなさそうな、少し影のある、自分らしいものができたと思います。最後まで自分らしく在ること。それもまた、私なりの誠意の示し方なのかもしれません。
受け取るバトン、渡すべきバトン
途中、玉東町で研修を行っていた同期隊員の最終報告を聞かせていただきました。
スポーツ大好きの音楽隊員と、芸人さんのように面白い学芸員。それぞれの個性と強みが溢れた素晴らしい活動報告でしたが、何より胸を打ったのは、地域の方々からの感謝と称賛の言葉でした。彼らがいかに地域と真摯に向き合ってきたかが伝わってきて、大きな刺激を受けました。
明日は、いよいよ私たちが、この地域へ感謝のバトンを渡す番です。
身が引き締まる思いで、精一杯頑張りたいと思います。
日常は、学びの連続だと気づく
夜は、サッカーの指導へ。
遠征続きで疲れているのか、子供たちの集中力がなかなか続かないようでした。
私の研修は一つの区切りを迎えますが、子供たちの成長の物語は長くこれからも続いていきます。疲れている時にどう踏ん張るか。サッカーは、そうした社会性や人間性を学ぶ場でもある。スポーツの持つそんな側面が好きだと、改めて感じました。
終わりを意識するからこそ、日常の一つ一つが、未来へと続く学びの連続なのだと気づかされます。
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