最終週を前にした、静かな休日
今日はオフでした。
どこかへ遊びに行こうかとも迷いましたが、溜まっていた疲れを癒すために、家でゆっくりと過ごすことにしました。
命と向き合う台所
午前中は、ひたすらに料理をしていました。
回鍋肉やジャーマンポテト、煮物など、気づけば計8品。残り5日となった熊本での生活、冷蔵庫にある食材を余すことなく使い切るための調理です。
ここに来て、たくさんの野菜や果物、お肉をいただき、生産者の方々の顔、ひいては「命」そのものに触れる機会が増えました。そのおかげで、食材を残さず、感謝していただくことへの意識がより一層強まったように感じます。東京では、居酒屋で気軽に注文していた食事が、ここでは一つ一つの食材と対話しながら味わっているような、そんな豊かさがあります。
生活の一つ一つを大切にしてきたからか、この2ヶ月半で、少しは料理の腕も上達したかもしれません。

「大変さ」の隙間にある、人間らしい豊かさ
人も、動物も、野菜も、あらゆる命との距離が近い田舎での生活。
正直なところ、それは東京での生活よりも疲れる側面があると思います。2ヶ月半の研修生だから見過ごせることも、一生住むとなれば大変なことも多いでしょう。
しかし、その「大変さ」の中にある温かさに、その隙間にこそ、人間らしい社会的な豊かさが宿っているようにも思うのです。
灯台下暗し、三角ピラミッドの響き
午後は、先日開催した「車座」の片付けを。会場の掃除や経費精算などを済ませ、お借りしていたお皿を返しに地元の鮮魚屋さんへ向かいました。
その道中、ふと、これまで一度も訪れたことがなかった三角のシンボルタワー「海のピラミッド」に立ち寄ってみることに。まさに灯台下暗しです。中へ入ってみると、そこは現代アートのようなコンクリートの螺旋が空へと伸びる、不思議な空間でした。真ん中に置かれたピアノの音が、ピラミッドの頂点まで響き渡り、空へと抜けていく。とても素敵な場所でした。


感謝を込めて、最後の1週間へ
ついに、熊本での研修も最終週を迎えました。 最終報告や、まだ少しやり残しているタスク。最後まで怪我なく、感謝の気持ちを込めて、一生懸命頑張りたいと思います。
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