肉体と対話する心地よさ
今日の午前中は、ひたすら力仕事に徹しました。ブルーベリーの季節が終わり、空になったハウスを、今度は蘭を置くためのハウスへと作り変えていきます。
重い資材を運び込み、ボルトで組み立て、台を作る。果てしない量の資材を前に、まさに「労働」という言葉がふさわしい時間でした。しかし不思議なことに、そんな状況にどこか興奮している自分もいました。頭にタオルを巻き、気合を入れて作業に没頭していると、自然とテンションが上がってきます。
どうすれば少しでも楽に、効率よく体を動かせるか。どこに力を入れ、どこで抜くのか。常に自らの肉体と対話し、身体感覚に敏感になる。その感覚が、どうにも心地よく感じられました。

ゼロからイチを生み出す経験
14時ごろからは、宮川洋蘭で働く同世代の方と一緒に、直販エリアの配置換えを行いました。POPをつけ、レイアウトを考え、空間の雰囲気を作っていく作業です。
正直なところ、最後のレイアウトに関しては、私はほとんど貢献できませんでした。空間デザインなどはぜひ勉強したいと思います。
しかし、提案から一つの形にしていくプロセスを体験できたことは、非常に良い経験になりました。

経験が教えてくれる「おもてなし」の解像度
作業後は、いよいよ明日に迫った活動報告会「車座」の準備を進めました。
まずは、週に2回サッカーでお世話になっている方が営む「熊井醤油」さんへ。九州のスーパーには驚くほど多くの醤油が並んでいますが、地元の醤油はやはり個性豊かです。塩や醤油、味噌といった日常的に使う調味料に少しこだわるだけで、日々の生活が豊かになる。九州は本当に良い場所だなと、改めて感じます。
その後、明日に向けた最終打ち合わせを。自分なりに準備してきたつもりでしたが、経験豊富な先輩の意見を聞くと、自分の視点がまだまだ足りていないことに気づかされます。例えば、参加者の待ち時間をなくすための工夫や、お釣りの準備といった細やかな配慮。これらは、経験からしか生まれない「おもてなし」の解像度なのだと、深く学びました。
台風の影響もギリギリ大丈夫そうです。明日は、経験豊かな方とお話しする、良い機会にしたいと思います。
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