【ケニア派遣54日目】Googleマップは信用するな。往復3時間のマタツ移動で知った「物流」のリアル

JICA海外協力隊
JICA海外協力隊Kakamegaケニア派遣

日焼けした同期と、現場の足

カカメガタウンにて引き続き生活備品の買い出し。
その合間に、隣のカウンティ(日本でいう県)で活動している同期隊員に会いました。 少し会わない間に、彼は驚くほど日焼けして真っ黒になっていました。 聞けば、毎日現場を歩き回っているとのこと。 その精悍な顔つきを見て、改めて「足を動かすこと」の大切さを突きつけられた気がします。

そこらへんに自生しているハイビスカス。単価は低いけど、売り方次第で価値創出できるかも??

Googleマップが通用しない「物流」の壁

大量の荷物を抱え、マタツ(乗合バン)に乗り込んで、いざ我が家へ。
「完成しているかな」とドキドキしながら揺られること2時間弱。ようやく到着しました。

正直、あまりに遠い。タウンまで往復で3時間。運賃は400〜450シリング(約400〜450円)。 よほどの理由がないと、気軽には行けない距離です。

この移動を通じて痛感したのは、「物流のハードル」です。 自分が移動するだけでこれだけ大変なのだから、農家が作物をカカメガのタウンへ出荷するのは相当な苦労でしょう。コストも時間もかかりすぎる。

やはり、メインの出荷先(マーケット)は、より近い「ムミアス(Mumias)」やローカル市場になりそうです。 とはいえ、Googleマップ上の距離感は全く当てになりません。 道の舗装状況、マタツの頻度、検問の有無。 ここにはインフォーマルなお店も多く、ネットには載っていない商圏が存在します。

「現場百回」 使い古された言葉ですが、ここでは現場にしか答えが落ちていません。
同期のように足を動かし、実際に他の街も巡って肌感覚で市場を探る必要がありそうです。

トゥクトゥク。お守りは子どもの靴??

雨と鍵と、床の上の新生活

ようやく家の前に到着しましたが、新たな試練が。
敷地に入るための通路の鍵が閉まっていて、入れないのです。

大家さんに連絡すると「今行くね(I’m coming)」との返事。 そこから待つこと1時間弱。 土砂降りの雨が降り始め、いつ来るか分からない人を軒先で待つのは、精神的にも体力的にも堪えました。

それでも、大家さんは来てくれました。 そして、家は(一応)完成していました! 電気バルブをその場で取り付けてもらい、明かりが灯る。なんとか生活はできそうです。

とはいえ、外はもう真っ暗。家具屋も閉まっています。 今日はお店もやっていないので、マットレスなし。床に布や洋服を重ねて「擬似マットレス」を作り、そこで寝ることにしました。 決して快適とは言えませんが、雨風をしのげる我が家がある。それだけで「悪くない」と思えます。

ケニアのEC革命「JUMIA」

家具は何もない状態ですが、新生活のスタートです。 最大の懸念だった「冷蔵庫」ですが、運搬手段がなく購入を躊躇していました。 そこで活用したのが、ケニアのオンラインショッピングモール「JUMIA(ジュミア)」です。

【調査】JUMIA(ジュミア)とは? 「アフリカのAmazon」とも呼ばれる、アフリカ最大級のEコマースプラットフォーム。ナイロビなどの都市部だけでなく、地方都市に「ピッキングポイント(受取所)」を設置することで、ラストワンマイルの物流課題を解決しています。

調べると、隣町のムミアスにピッキングポイントがあることが判明。 早速ポチってみました。 ナイロビからの発送になるため、輸送料がかかり、到着まで時間もかかります(Pole poleですね)。 それでも、近隣の店舗では手に入らない家電が確実に買えるのは革命的に便利です。

2月中には家具を揃えて、ストレスのない「避難所」としての家を作り上げたいと思います。
床の硬さを背中に感じながら、明日の活動に備えて眠ります。

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