任地活動2週目のスタート
任地での活動、2週目が始まりました。 今日の仕事内容は「おしゃべり」。これに尽きます。 農家が相談に来ることもなければ、私たちが農家を訪れることもない。ただ、オフィスに時間が流れていきます。
「今は仕事がないんだ。2月になれば少しずつ、3月になれば忙しくなるから」
同僚にはそう念を押されました。 話を聞くと、かつてはこんなに暇ではなかったそうです。「システムが変わってから、こうなった」と彼らは言います。
【調査】ケニア農業行政の「システム変更」とは? おそらく「地方分権化(Devolution)」の影響が大きいと考えられます。 2010年の新憲法制定以降、農業普及サービスは中央政府から各カウンティ(郡)政府へ権限が移譲されました。これにより、予算配分や指揮系統が変化。現場のオフィサーに対する移動手段(バイクや燃料)や手当の支給が滞り、結果として「農家を訪問したくてもできない」「オフィス待機が増える」という構造的な問題が各地で報告されています。
「暇」に耐えられない日本人の悪あがき
流石に来たばかりの日本人である私が、この「暇」に大人しく耐えられるわけもありません。 週末に作った提案書をもとに、何か動き出そうと試みました。
しかし、ここでお約束のトラブル。プリンターが動かない。 接続にてこずっている間に、ボスは別のミーティングへ消え、他のオフィサーたちもどこかへ行ってしまいました。
途方に暮れていると、男性の同僚が一生懸命、印刷を手伝ってくれました。 結局印刷は諦めましたが、「What’s up(ケニア版LINE)のグループで共有して、明日ボスと話そう。その後、みんなで進め方を話し合おう」と提案してくれました。
さらに彼は、私の提案書を読んで「いいじゃん」と言ってくれました。 他の同僚が戻ってくると、「とりあえずこれを読め!」と半ば強引に勧めてくれたり、「どの農家がターゲットとして良さそうか」を先んじて考えてくれたり。
私の提案書は熱が入りすぎて少し長くなってしまったので(反省点です)、みんなが全部読んでくれるかは分かりません。 それでも、協力してくれるかはさておき、少なくとも「応援」はしてくれそうだ。 その事実だけで、今の私には十分すぎる救いでした。

言葉の壁と、サッカーという武器
今日も今日とて、職場の会話の98%はスワヒリ語です。 どこで息継ぎをしているのか分からないほどの勢いで話されると、全く太刀打ちできません。 残りの2%の英語でさえ、独特の訛りがあって聞き取れないことも多い。こればかりは逃げ道がない。やるしかない。
同僚に「サッカーができる場所はないか」と聞いてみました。 結果、近くにガチでプレーできる場所はなさそうです。小学校の校庭くらいなら、という感じ。 サッカーは間違いなく私の強みであり、言語の壁を超えるツールになり得るはず。どうにかして活かす方法を模索したいところです。
「晴れ」は「いい天気」ではない
同僚に「水が出なくてシャワーを浴びていない」と話すと、流石に驚かれました。 「それはやばいよ」と、すぐに業者か誰かに電話をしてくれました。 彼らにとっても水不足は日常ですが、「浴びていない」レベルになると危機感を持ってくれるようです。
今週は特に暑いらしい。 日本では空が晴れていると無意識に「いい天気」と言ってしまいますが、干ばつが懸念される今、この場所でその表現は通用しません。 ギラギラと照りつける太陽は、ここでは脅威です。言葉と感覚のズレを肌で感じます。

価値観の違いなのかな、、
体からのSOS
ささくれ、口内炎、そして甘いものへの異常な渇望。 ビタミン不足なのか、ストレスなのか。体から「無理するな」という信号が出ている気がします。
「動きたいけれど、何からしていいか分からない」 これは想像以上に大きなストレスです。 この環境に慣れるか、あるいはさっさとパートナーとなる農家を見つけて、自分の足で動くしかない。
金曜日に完成予定の家も見に行きましたが、依然として工事中。 一部進んではいるものの、本当に金曜日に住めるようになるのか、かなり怪しい進捗具合でした。
焦っても仕方ない。 同僚の優しさを頼りに、明日もまた、頑張ろうと思います。



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