最後のピッチと、酸欠の幸福
今日はナイロビ生活、最後の休日。
午前中は、今回で3回目となるナイロビサッカー部の活動に参加しました。
標高1800mの高地トレーニングにも少しずつ体が慣れ、ようやく思うように動けるようになってきたところでしたが、残念ながら今回がナイロビでのラストマッチ。 来週からは本赴任でカカメガへ向かうため、次に参加できるのはいつになるか分かりません。
倒れそうになるまで全力で走り、ボールを追いかける。 酸欠で苦しいけれど、その苦しささえも愛おしくなるような、最高に幸せな時間でした。総合商社の方やJICA専門家の方々など、サッカーを通して多様なバックグラウンドを持つ人々と知り合えたことは、ナイロビ生活の大きな財産です。またいつか、ナイロビに戻ってきた時に参加できるのを楽しみにしています。
目の当たりにした「お金の力」
サッカーの後は、事業家、国連関連職員、総合商社の方、そして協力隊の先輩とご一緒させていただき、ある方の自宅へ招かれました。
足を踏み入れて、言葉を失いました。 日本でも見たことがないような広々とした廊下。眼下にはカルラフォレストの緑が広がる、巨大なテラス。屋上にはインフィニティプールとサウナまで完備されています。 開発が進むウェストランド地区には、こうした超高級マンションが次々と建設されているそうです。一極集中の都市化に伴う車の大渋滞や排気ガスなどの都市問題が、最近顕在化してきているようです。
とはいえ、これまで家にこだわりなんてありませんでしたが、圧倒的な「富」を目の当たりにすると、素直に「すごいな」「いいな」という羨ましさを感じずにはいられませんでした。 プールで泳ぎ、サウナで温まる。ゆったりと流れる時間の中で、お金が持つ力の凄まじさを肌で感じました。

「何者でもない」私と、協力隊という切符
豪華な空間で交わされたのは、商工会の話、国際協力の裏側、ケニアでの子育て事情など、非常に興味深い話ばかりでした。
私はまだ、何者でもありません。 それでも、こうして普段なら出会えないような方々と食卓を囲み、良くしていただけるのは、「JICA海外協力隊」という肩書きがあるからこそだとも思います。
もちろん、いつかは肩書きではなく、「橋本だから」と言ってもらえる人間になりたい。 けれど、今は素直にこの「自由な切符」を最大限に利用させてもらおうと思います。 この2年間、ケニア人のようにガツガツと、やりたいことがあれば遠慮なく人を巻き込んでいく。そんな活動ができたら最高です。

最後の夜と、次なる企み
夜は、同期隊員と一緒に、水面下で仕込んでいるある活動(近いうちに公表します!)の準備を進めました。 朝から晩まで、刺激と出会いに満ちた、本当に濃い一日でした。
明日でナイロビ生活は最後。
万全の状態で任地へ向かえるよう、最後のオリエンテーションもしっかりと聞きます。


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