標高1800mのミトコンドリア
本日も休日。 午前中は、スワヒリ語の勉強と筋トレからスタートしました。
ここナイロビは標高約1800m。ランニングをしていると、すぐに息が上がります。大学時代通っていた吉祥寺にある低酸素ジム「ハイアルチ」を思い出しました。まさに天然の高地トレーニングです。 この環境で2年間過ごせば、私のミトコンドリアも凄まじい進化を遂げているかもしれません。
午後は映画を見たり、引き続き語学を勉強したり。 自分自身と静かに向き合う、穏やかな時間を過ごしました。
ナイロビで交わる、尖った人生たち
夕方からは、「ジェンガハウス」が主催するイベントに参加しました。 そこに集まっていたのは、ケニアに滞在する約30人の日本人たち。起業家、旅人、大学生、インターン生…。
一言で言えば、みんな「いい感じに尖っていて、変態で、面白い」。 日本で暮らしていたら、道ですれ違っても決して交わることがなかったであろう人たちが、「ケニア」という磁場に引き寄せられ、こうしてグラスを交わしている。その巡り合わせが、たまらなく面白いと感じました。
旅人たちのファンキーな旅の話に、2年前の自分のケニア旅を重ね合わせたり、意外な共通の知人がいたりと、世界の狭さを感じる瞬間も。やはり、旅の話は聞いていてワクワクします。
異国で知る、「当たり前」の価値
会場では、起業家の方々が手掛けた食材を使った料理が振る舞われました。
濃厚な蜂蜜、甘いイチゴ、そしてなんと「生卵」。
まさかケニアで、安心して生卵が食べられる日が来るとは驚きです。
私たち新米隊員ですら感動するのですから、何十年と住んでいる先輩方の感動はひとしおだったことでしょう。
日本での「当たり前」が、海を越えると、とてつもない「価値」や「感動」に変わる。
その裏にある生産者の方々の努力に敬意を表するとともに、ぜひ今後、現場を訪問させていただきたいと思いました。

語り足りない夜
美味しいご飯と、刺激的な話。
あっという間に時間は過ぎ、門限の夜10時に向けて帰宅しました。
けれど、興奮の余韻は簡単には冷めません。
部屋に戻ってからも、同期3人でリベラルアーツの話や、これからの活動の話など、尽きることのない議論を交わしていました。気づけば1時間以上。
午前中は一人で自分と向き合っていましたが、やっぱり人と話すのは楽しい。
自分の中にある世界が、他者との対話によって広がり、深まっていく感覚。
ナイロビの夜は、熱く、そして心地よく更けていきました。


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