【ケニア3日目】独立記念日の休日。硬いチャパティと、幸せな歌声と。

JICA海外協力隊
JICA海外協力隊ケニア派遣-1年目

独立記念日の、静かな朝

今日はケニアの独立記念日。祝日ということもあり、午前中は部屋でゆっくりと過ごしました。

朝食は、自作のチャパティに挑戦。しかし、街の露店で売っているもののように、ふんわりと柔らかくならない…。何が違うのだろう。味は美味しいけれど、食感にはまだ改善の余地がありそうです。これもまた、日々の試行錯誤です。

その後は、Notionでお金の管理表を作ったり、書類を整理したり、スワヒリ語を勉強したり。
静かで穏やかな午前の時間を楽しみました。

朝から捏ねて、寝かして、焼く!

公園と「スモチャ」と、ケニア時間

昼過ぎからは、同期のみんなと近くの公園へ。 片手には「スモチャ」―チャパティでソーセージを巻いた、ケニアのソウルフードです。油が少し多いのが気になりますが味は美味しいです。

公園では走ったり、フリスビーをしたり、木陰で土やサッカーについて語り合ったり。 公園に流れる空気はあまりに穏やかで、ケニアの人々のゆったりとしたリズムが、早くも私にもうつってきたかもしれません。時間がゆっくりと流れる、とても幸せなひとときでした。

phot by 同期。

モールに響く歌声と、意外な日本文化

公園の後は、近所で一番大きいと思われる「Yaya Center(ヤヤ・センター)」というモールへ。館内はすっかりクリスマスの装飾で彩られていました。

エントランスでは合唱団が歌声を披露していましたが、彼らが本当に楽しそうに歌う姿を見て、自然とこちらも笑顔になり、幸せな気持ちになりました。人の心を動かすのは、技術以上に「楽しそうな姿」や「感動」そのものなのだと、感じました。

居酒屋!レストラン。

本屋や家電量販店など見て回りました。本屋には農業関連の本が多く、年末に向けて勉強用の本を買おうと思います。 驚いたのは、日本のコミックスのラインナップ。『山田くんとLv999の恋をする』『文豪ストレイドッグス』『チェンソーマン』など、いわゆる王道ジャンプ系だけではない選書。「日本文化を知らなくて楽しめるのかな?」と疑問に思うような作品もありましたが、それが逆に面白かったです。ただ、1冊約2,500円と言う価格には驚きです、一体誰が買うんだろう。

最上段に平積みされるMANGA

スーパー「Food Plus」には、味噌や出汁、醤油、お好みソース、さらには寿司まで売っていました。値段は少し高いですが、買えないほどではない。ナイロビの便利さに驚くと同時に、「恋しくなったらここに逃げ込めばいい」という安心感を得ました(まだ大丈夫ですが!)。

中国料理の間にポツポツ置いてある日本食。現地の人からすれば見分けはつかないんでしょう。

手洗いの洗濯と、ウガリとの格闘

帰宅後は、ケニア流生活の実践です。
溜まった洋服を全て手洗いし、干す。久しぶりの手作業ですが、生活している実感が湧きます。

夕食は、みんなでケニア料理を作りました。私は主食の「ウガリ」担当。 作り方は簡単で、沸騰したお湯にメイズフラワー(トウモロコシ粉)を入れて練り上げるだけ。しかし、水気がなくなるとどんどん重くなり、腕が悲鳴を上げます。鍋にこびりつくので後片付けも大変。

今回は水分量が少し多かったようですが、味は普通に美味しく、何より安い。
朝のチャパティ同様、こちらも改良を重ねていきたいと思います。

ゆったりとした時間と、生活の手触りを感じた、良い祝日でした。

ウガリとスクマウィキ、ムチュジ。

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