【ケニア派遣27日目】言語が映す家族の形と、40年続く奨学金のバトン。

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言葉が増える、世界が広がる

長い休暇が終わり、今日から語学授業が再開しました。 久しぶりの教室。
年末年始、街中でスワヒリ語を耳にするたび、「もっと話せたら」ともどかしさを感じていたので、授業で新しい表現を学ぶことが純粋に楽しいです。

「使う」ことを前提に学ぶ語学は、無味乾燥な暗記とは全く違います。 単語を一つ覚えるたびに、言えることが増え、誰かと交換できる意味が増えていく。それは、自分の世界が少しずつ拡張していくような、とても尊いプロセスだと感じます。

「おじさん」の呼び名に見る、スワヒリ文化

今日の授業では、名詞クラスや目的語、そして家族に関する表現を学びました。 特に興味深かったのが、家族の呼び名です。とにかく単語が多い。例えば、日本語なら同じ「おじ」でも、父方の兄弟なのか、母方の兄弟なのかで、全く別の単語が使われます。

この言語の細分化は、スワヒリ文化における家族の範囲の広さや、父系・母系を明確に分けることの社会的な重要性を映し出しています。言葉の端々に文化の輪郭が見える。語学学習の醍醐味です。

隊員たちが繋いできた、40年のタスキ

みっちり授業でインプットした後は、先輩隊員による「KESTES(ケステス)」という組織の説明を受けました。 これは、ケニアの現役協力隊員たちによって運営されている、NGOのような互助組織です。成績優秀でありながら、経済的な理由で進学が困難な子どもたちに奨学金を支援する取り組みで、その歴史は40年以上。代々の隊員たちが、バトンのように引き継いできたそうです。

他の国でも横展開できそうな素晴らしい仕組みですが、これほど長く続いているのはケニア独自の文化のようです。ゼロから組織を作り、維持するのは並大抵のことではありません。まだ組織の実情全ては見えていませんが、その志には強く共感しました。活動の傍ら、自分も何らかの形で関わり、微力ながら貢献できればと思います。

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ナイロビの豊かさと、不自由さと

遅めの昼食は、インド料理屋へ。 明らかにアッパー層向けの洗練された雰囲気で、値段もそこそこしましたが、味は絶品でした。本格的なインドカレーを堪能しながら、改めて思います。 ナイロビは、お金さえ出せば何でも手に入るし、世界中の美味しいものが食べられる。物質的な不自由はほとんどありません。

たった一つ、治安が悪くて自由に歩けないという、致命的な不自由を除けば。

新しい企みと、並走する日々

夜は、全く新しく始めようとしている企画の仕込みを。 まだぼちぼちですが、具体的に動き出した感覚があり、ワクワクしています。 語学、KESTES、そして新規プロジェクト。同時並行で色々なことが進んでいますが、本筋を見失わず、無理のない範囲で楽しみながら頑張ります。

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