10パックの収穫と、「足りない」が作る価値
今朝は10パックのキノコを収穫しました。
相変わらず、需要に対して供給が全く追いついていない状態が続いています。 この地域において、キノコというプロダクトを買いたいと思ってくれる明確な市場が存在していることがデータとして確認できたのは、大きな前進です。
「もっと生産量を増やして売りまくろう」と規模拡大を急ぎたくなるところですが、農家さんの能力やメンタリティを考えると、アクセル全開は危険だと思っています。 今のこの「商品が足りない」という飢餓感のある状態自体、顧客の「欲しい」という欲望を刺激するためには、むしろ悪くない戦略だと自らを納得させることにします。
手に入りにくいプレミアム感を意図的に演出しながら、着実にファンを増やしていく。 スモールビジネスの初期フェーズとして、今の供給不足をポジティブに捉えながら次の一手を考えています。
「あとで持ってきて」と、合間でのPC作業
収穫後、一昨日に「金曜日に2パック持ってきてほしい」と頼んできた新規顧客のもとへさっそくキノコを届けに向かいました。
しかし、指定の場所に届けると、彼は「今日の15時に持ってきて」と、時間を改めて指定してきました。
一度で受け取ってもらえなかったもどかしさはありましたが、気を取り直して15時までの時間を利用することにしました。農業事務所へ向かい、PCワークに没頭します。
ここ最近、フィールドワーク続きで手をつけることができていなかった事務作業やデータの整理など、溜まっていたタスクを少しでも消化できたのは、今日という一日の中での大きな救いでした。キーボードを叩き、目の前の数字やタスクを一つずつ片付けていく作業は、思考を綺麗に整えてくれました。
度重なる約束違反と、すれ違う誠意への激しい憤り
そして指示通り、15時ぴったりに再度彼のオフィスを訪ねました。
しかし、そこに彼の姿はありませんでした。
彼は、すでに綺麗さっぱり帰宅して不在だったのです。
二度も時間を拘束され、約束をすっぽかされた事実に呆れ果てていると、周囲にいた彼の同僚から「お前、彼から前金はお金をもらったのか?」と声をかけられました。 「No」と答えると、その人は鼻で笑うような、バカにしたような態度を見せてきました。
相手に意図があったのかどうかは分かりません。 ただ、人の時間を平気で奪い、約束をいとも簡単に破り、それを周りも嘲笑うかのように受け流すその不誠実さに対して、怒りと強いむかつきが込み上げてきました。
約束を破られることは、とても受け入れがたい理不尽です。 相手を信用して足を運んだ自分自身も情けなく思え、胸の中にドロリとした不快感が一気に広がっていくのを感じました。
狭いコミュニティを抜け出し、自分を甘やかす夜
今週も、色々な場所へ足を動かし、自分なりに全力を尽くして戦ってきました。 だからこそ、最後に味わわされたあの不快な気分のせいで、帰宅後はすっかりエネルギーが切れ、何一つとしてやる気が起きなくなってしまいました。
無理に気分を上げようと抵抗するのはやめました。
冷蔵庫にあった残り物のご飯をガッと胃袋に流し込み、何も考えずに、早い時間からベッドに潜り込みました。 理不尽なストレスから自分を守るために、さっさと寝て身体を休める。今夜はそれで100点満点です。
今週も、頑張りました。
来週もまた、自分の軸をぶらさずに頑張ります。
ふと振り返ると、ここカカメガのエリアから一歩も外に出ないまま、すでに2ヶ月近くの月日が流れていました。
どれだけ気をつけていても、同じ狭いコミュニティの中に一人で長期間留まり続けていると、無意識のうちに思考が凝り固まり、視野がどんどん狭くなってしまいます。今日感じたような理不尽なイライラに心が過剰に反応してしまうのも、この閉塞感が影響しているのかもしれません。
8月には、一度この場所を離れて、外の世界へ飛び出すリフレッシュの計画を立てようと思います。
新しい景色を見て、新しい風を肌で感じ、自分の世界と視界をもう一度大きく広げるために。
今夜は嫌な出来事をすべて温かい布団の中に置き去りにして、深い眠りにつこうと思います。
