巨大モール「Sarit」での一人歩き
今日は、ナイロビに来て初めての一人歩きデー。
向かったのは、「Sarit Centre(サリット・センター)」という巨大モールです。日本のららぽーとよりも広大で、半日歩き回っても全貌が把握できないほどのスケール感に圧倒されます。

宗教書と、高級品としての「MANGA」
午前中は書店へ。
平積みの8割をキリスト教関連の本が占めている光景に、改めてこの国における宗教の存在感の大きさを感じます。2年間のうちに、もっと深く触れてみたいテーマです。
そして、日本の漫画コーナー。『ブルーロック』や『七つの大罪』など講談社の作品が並んでいましたが、驚いたのはその価格。1巻1,500〜2,000シリング(約2,200円)。 翻訳、出版、輸送コストを考えれば仕方ないのかもしれませんが、現地の物価を考えると、誰が買うのだろうと疑問に思います。日本のコンテンツが世界で愛されている一方で、紙媒体としての普及にはまだ高いハードルがある現実に、少し悔しさを感じました。


映画館で見つけた、自由すぎるマナー
昼前からは、映画『アバター』を鑑賞。 もちろん字幕なしの全編英語。理解度は半分ほどでしたが、圧倒的な映像美は大スクリーンで見る価値がありました。設備も立派で、椅子の快適さはTOHOシネマズ池袋レベルです。
面白かったのは、映画の中身よりも観客の様子です。上映前の広告は超高級マンション。ここに来る層の富裕さが窺えます。そして日本でお馴染みの「NO MORE 映画泥棒」のような注意喚起映像はありません。 だからなのか、上映中にスマホをいじる人も。途中から入ってくる人はスマホのライトで足元をガンガンに照らしてくる。日本ではマナー違反とされる行動も、ここでは日常茶飯事です。
エンドロールに入った瞬間、場内の照明が点灯し、清掃スタッフが入ってくる。
「余韻?なにそれ?」と言わんばかりの撤収ムードに、文化の違いを痛感して面白かったです。

消えたブルーベリーの謎
午後は、スーパーや健康食品店を巡って特定の品目の価格や在庫を見てまわりました。 ナイロビ都市部の健康志向は高く、オーガニックのドライフルーツなどは日本の倍以上の価格で売られています。消費者が成熟しています。
しかし、一つ大きな謎が。 ブルーベリーが、どこにもない。 冷蔵棚には値札があるものの品切れ。冷凍コーナーにアラビア語パッケージの輸入品が1袋あっただけ。ヨーグルトのフレーバーにも、ブルーベリー味はほとんど存在しません。
なぜか。調べ、考えを巡らせると、面白い構造が見えてきました。
まず、ケニアでの商業生産はまだ始まったばかりで、供給が圧倒的に足りていません。数少ない生産者(Kakuziなどの大手)も、高単価で売れる欧州やアジアへの輸出を優先しているため、国内には回ってこないのです。 さらに、ブルーベリーは強酸性土壌を好むため、ケニアの土壌では栽培が難しく、高度な設備投資が必要なことも参入障壁になっています。
しかし、これは裏を返せば「競合不在のブルーオーシャン」だと言えます。 世界的にはスーパーフードとして需要が爆発しているブルーベリー。もし、私自身、熊本で勉強した「ポットでの養液栽培」を導入できれば、土壌の課題をクリアし、小規模でも高品質な生産が可能になるかもしれません。
ここで書くことは控えますが、マーケティング戦略も妄想が膨らみます。
素人が手を出すと火傷しそうですが、もし条件の合う農家に出会えれば、「金脈」になる可能性もあるかもしれない。もう少し調査して可能性を探ってみようと思います。

雷雨と停電の夜
帰宅後は、激しい雷雨に見舞われました。
それもあってか今朝は数時間停電していました。これから雨季に向けて、これが日常になっていくのでしょう。
華やかなモールと、インフラの脆さ。
その両方を受け入れながら、少しずつケニアの生活に慣れていきたいと思います。


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