【ケニア派遣2日目】標高1800mの洗礼と、M-PESAという革命。

JICA海外協力隊
JICA海外協力隊ケニア派遣-1年目

標高1800m、ナイロビの朝

今日から、ナイロビでの本格的な生活が始まります。
ホテルの部屋は快適で、十分に睡眠を取れたおかげか、朝から体調は万全です。

ここは標高約1800mの高地。中には頭痛を訴える同期隊員もいるようです。空気も決して綺麗とは言えない環境なので、無理は禁物。まずはこの土地の空気に、体を少しずつ適応させていくことから始めます。

M-PESA、リープフロッグの最前線へ

午前中は、生活の基盤を整えるための買い物へ。
まずはSafaricomでSIMカードを契約。そして、ケニアが世界に誇るモバイル決済サービス「M-PESA」も設定しました。

露店でさえキャッシュレスが進むこの国では、電話番号さえあれば決済ができる。銀行口座を持たない人々を一気にデジタル経済へ引き上げた、まさに「リープフロッグ」現象の代表例です。この画期的なシステムを肌で感じられるのも、ケニア生活の醍醐味の一つです。

その後はスーパーで食料品の買い出し。 物価は日本とほぼ変わらない印象です。もちろん、主食のメイズ(トウモロコシ)や豆などは安いですが、醤油などの輸入品は高い。地方のマーケットに行けば、また違った景色が見えるのでしょう。

渋滞と熱気、そしてアッパーヒルの洗練

今日はナイロビ大学の卒業式があったらしく、街は車で溢れかえっていました。全く進まない渋滞。歩いた方が早いくらいです。一度ホテルに戻る予定を変更し、そのままアッパーヒルにあるJICAオフィスへ向かいました。

このエリアを行き交う人々は、明らかに顔立ちや服装が洗練されています。キリッとしていて、かっこいい。日本人の多くよりも裕福そうな雰囲気を纏った人々が、当たり前のように歩いています。

一方で、道端にはたくましい露店が並ぶ。 昼食には「コンボ」と呼ばれる、チャパティに卵やソーセージを挟んだローカルフードを買いました。値段は110シリング(約130円)。この混沌としたコントラストが、ナイロビの面白さなのかもしれません。

命を守るための、安全管理

午後はJICAオフィスにて、ケニアにおける安全管理や健康管理のブリーフィングを受けました。
健康と安全。これは、すべての活動の土台となるものです。これなくしては、何も始まりません。その重要性を、改めて心に刻み込みました。

整える夜、これからの休日

夕方からは、健康管理の一環として軽く自炊をし、ホテルのジムへ。外食はどうしても油が多くなりがちなので、できる限り自炊を心がけます。筋トレとランニングで汗を流し、任地での農作業やサッカーに向けてコンディションを整えました。

明日は祝日、早速の3連休です。週明けから始まる語学訓練に備え、まずは休息しつつ、ぼちぼちとナイロビの街を見て回ろうと思います。
2年前の記憶と比べて、この街はどう変わっているのか。それを確かめるのが楽しみです。

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