【ケニア派遣12日目】雨季の洗礼と、皮から作る餃子。ないなら作る、という豊かさ。

JICA海外協力隊
JICA海外協力隊ケニア派遣ナイロビ研修

雨が暴く、都市の脆さ

ケニアに来て初めて、太陽がほとんど顔を出さない一日でした。
今は「小雨季」。これまでは夜に降るだけでしたが、今日は朝から厚い雲に覆われています。2月にかけて、雨量は少しずつ増えていくようです。

雨が降ると、道はあっという間に水浸しになります。排水設備が整っていないため、雨のたびに水が溢れ出し、道路が川のようになる。普段は活気あるナイロビの街が、雨一つで機能不全に陥る姿を見て、「途上国」のインフラの脆さを肌で感じました。

距離を縮めるテクノロジー

そんな足元の悪い日は、一日中屋内で過ごすに限ります。 午前中は読書やスワヒリ語の勉強に集中し、お昼からは同期隊員の部屋に集まって「M-1グランプリ」を鑑賞しました。

アフリカの昼下がりに、日本の漫才を見る不思議。 VPNさえあれば、世界のどこにいても日本のテレビが見られる時代です。たった1週間しか離れていないのに、日本のCMにすら懐かしさを覚える自分に苦笑いしつつ、テクノロジーによって世界は本当に狭くなったのだと実感します。

CMの間スクワットをする同期隊員。

「ないなら作る」という、協力隊の醍醐味

夕方からは、みんなで餃子作りをしました。しかし、スーパーに餃子の皮は売っていません。ならば、粉からこねて作るまでです。

生地をこねる人、伸ばす人、具を包む人。自然と役割分担が生まれ、作業が進んでいきます。「ないなら、あるもので作る」「できないことは、補い合う」。これはまさに、協力隊活動の醍醐味そのものです。

大量のキャベツをみじん切り。

苦労して作った餃子の味は格別でした。8人で囲む食卓の温かさ。共同作業が生むコミュニケーションは、どんな言葉よりも雄弁に心の距離を縮めてくれます。

外は冷たい雨でしたが、部屋の中は知的な刺激と人の温もりに満ちた、豊かな一日でした。
明日からは3日間のブリーフィング。2年間の活動を有意義なものにするために、しっかりと耳を傾けてきます。

小さなテーブルで大量の餃子を包む。
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