息継ぎの休日
午前中は、この一週間の疲れが出たのか、泥のように眠っていました。
少し料理をして、ご飯を食べ、映画を観ていたはずが、気づけばまた寝落ち。
毎日時間はありますが、やはり休日は時間の流れ方が違います。
対岸まで泳ぎ切るためには、適切な息継ぎが必要不可欠。
今日はそのための、大切な休息日となりました。
チャイナタウンで見つけた、国境のない優しさ
お昼からは街へ繰り出し、チャイナタウンへ。
中華料理屋、スーパー、カジノなど20軒ほどのお店が軒を連ねるその場所では、中国人とケニア人が入り混じって働いていました。ケニア人が器用に餃子を包んでいる姿は、なんとも不思議で、新しい時代の光景に見えました。
昨日の博物館のイベントでも感じましたが、アフリカにおける中国人の存在感は圧倒的です。
富裕層から労働者まで、あらゆる層の人々がこの地に根を下ろしています。

昼食はラーメンを注文。「唐辛子マーク1つ」だったはずなのに、食べてみると火を吹くような辛さ!ヒーヒー言いながら汗をかき、美味しく完食しました。
店主の中国人の方も、私たちが日本人だと分かっていたと思いますが、とても親切にしてくれました。国レベルでの緊張関係はあれど、それを理由に色眼鏡で個人を見るのは違う。

「中国人だから」「ケニア人だから」ではなく、一人の「人」として向き合う。
異文化交流の基本にして奥義を、辛いラーメンと共に噛み締めました。
繋がり合う、ケニアの空気
移動中の車内からふと外を見ると、隣の車の運転手や、前のトラックの荷台に乗っている人と目が合います。すると自然にアイコンタクトを取り、ジェスチャーで挨拶を交わす。
この距離感の近さが、私はとても好きです。
また、この国の人々は永遠に電話をしています。仕事中だろうがお構いなし。
その内容は「元気?」程度の挨拶だったりするのですが、そこに挨拶の重要性や、人との繋がりの強さを感じずにはいられません。不思議で、面白い文化です。

テクノロジーは、誰を幸せにするのか
夕方は、スーパーへ買い物に。
綺麗なモールに来る客層は、綺麗な服を着た富裕層がほとんどです。
昨日の「雇用不足」の話が頭をよぎります。彼らはどうやってその職を得たのか。実力か、それともコネか。ケニアのエリートキャリアパスについて、深く調査してみたくなりました。
モールには多くの警備員がいますが、中には駐車場のゲートを手動で上げるだけの仕事もあります。JICA事務所が入るケニア一高いビルでさえ、ゲートは人力です。
しかし、今日訪れたモールには最新のナンバー自動識別システムが導入されており、ゲート係はいませんでした。
テクノロジーは人を便利にする。けれど、その便利さは誰かの仕事を奪うことと表裏一体です。
失われた仕事はテクノロジーに代替され、その利益はシステムの提供者や富裕層に吸い上げられていく。便利になることの代償として広がる格差。その難しさを、無人のゲートを見つめながら考えていました。



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