7.31
昨夜、家に泊めさせて頂いたEbueuge夫妻はそれぞれが工場を所有しているため、早朝の4時ごろに起床して仕事に向かっていきました。平日は毎日この時間に起きて活動を始めているそうです。
夫妻が仕事に向かったあとは18歳の息子がお世話をしてくれました。日本の奨学金について興味を持っており、教育水準の低いレソトから出て海外で教育を受ける道を、自分自身で模索しているそうです。私が訪れたたアフリカの国々では、多くの人が教育の重要性を理解しながらも満足に受けられていないのが実情です。学ぶことに対して前向きな若者たちの姿勢は、国や世界を変えうる原動力になるはずです。そのサポートをすることが先進国と呼ばれる国々の役割だと感じました。
出発をする前に、米とフライドチキンを朝ごはんに頂き8時に家を出ました。レソトの伝統的な家を案内してくれるなど、最後の最後まで本当に親切にしてくださりました。よい出会いでした。
今日の目的地Hlotseは、昨夜滞在したMaputsoeから約15kmと、とても近かったので久しぶりに徒歩で移動することにしました。
ところでレソトは本当に寒いです…
朝晩は氷点下まで下がり霜が降り水道は凍っています。日中は多少気温が上がりますが、それでも10度弱でそれに加えて冷たい風が吹いているので、体感は凍えるような寒さです。
歩いている途中にタクシー運転手に声をかけられ、Maputsoeの街まで無料で連れていってあげると言われたので、お言葉に甘えて車に乗せてもらうことにしました。
Hlotse の街は想像以上に人が多い大きなtownでした。しかし、疲労感があったので街を散策する前にひと休みするための宿を探しました。いくつかゲストハウスやB&B(Bed and Breakfast)を回りましたが、スタッフがいなかったり営業をしていなかったり、中々安宿を見つけられずにいました。それでも諦めずに聞き込みをしていると「Red Cross」という施設は安く宿泊できるという情報を得たのでそこに向かいました。
通常、一カ月以上の長期滞在向けの宿泊施設しかありませんでしたが、特別に物置き小屋を貸してくださり、一晩無料で泊めさせてもらえることになりました。
レソトに入ってから、毎日たくさんの心優しい方に助けられており、すでにこの国が大好きです。
30分ほど仮眠をとったら元気を取り戻したので、再び散歩をしました。
山に登ったり、街をフラフラしたりしながらHlotseを堪能しました。レソトは「天空の王国」と言われるだけあり、山がとても多く一度は高いところに登りたいと思っていたのでこの街で念願が叶いました。絶景でした。
そして、昼夕ご飯に街でパーパと豚肉を食べました。これまでのアフリカの国では牛や豚に比べて豚肉が高かったのでほとんど食べられませんでしたが、レソトでは豚肉も安く、炭火で焼いた肉は最高に美味しかったです。
明日は、早くもレソト最終日です。大好きなこの国を最後まで楽しみます!