【グローカル38日目】地方創生のリアル。ジビエの課題と、地域の子供達へのサッカー指導で見えたこと。

グローカル訓練
グローカル訓練青年海外協力隊

午前中はPC作業に専念。スターリンクの導入調査から、「車座」の企画、そして店頭POPや園内Map、車座のフライヤーのデザインまで。多岐にわたる作業。
中でも触ったことのないCanvaをいじりながらの作業は、新鮮でとても楽しかった。

採算の壁と、「金の卵」の夜明け

午後は、蘭の作業を1時間ほど挟み、株式会社イノPでの来客対応に同席しました。 猪堆肥の有効活用に関する、新しいビジネスの協議。その中で、私は初めてジビエファーム(解体処理場)を目の当たりにしました。

衛生管理の行き届いた立派な施設。
しかし、その裏側には数千万円単位の投資と、カビを防ぐための24時間稼働の空調・冷蔵設備という、膨大な運営コストが存在します。加えて、ジビエの供給は安定せず、一頭から取れる肉の量を考えると、労働コストに見合わないことも多い。
事業として継続することの難しさを、改めて数字と現実から突きつけられました。

だからこそ、です。

「堆肥」という、これまで価値をつけにくかった副産物に、新たな光を当てる今回のビジネスモデル。まさに、あの「金の卵」が孵化しようとする瞬間に立ち会っているような、静かな興奮を覚えました。

くまもと農家ハンター|いのしし対策、ジビエ活動を農家自身の手で
熊本で農家自身の手によるイノシシ対策、ジビエ活用をしている農家ハンター。「自分たちの地域と畑は自分たちで守る」

サッカーを「教える」ということの、抽象化可能な課題

夜は、地元のサッカーチームの練習に参加。 低学年の子どもたちの、ボールよりも蝶々を追いかけてしまうような自由さに精神力を試され(笑)、高学年の子たちが「幅」や「深さ」といった概念を使い始める姿に感心する。

そして、私自身は「教える」という行為の難しさに直面しました。

どのくらいのパススピードが、彼らにとって最適なのか。
どのレベルの戦術までなら、彼らは理解できるのか。
どの程度の自由さが、彼らの創造性を最も引き出すのか。

自分でプレーするのとは全く違う、複雑な問いの連続。
しかし、これはサッカーという領域を超えて、あらゆる教育やマネジメントに応用可能な、非常に良質な「課題」だと感じました。

来週から、毎週2回参加させていただこうと思います。

丁寧に生きる、ということ

最近、本当に色々なチャンスをいただけている。
がむしゃらに、何事にも全力で取り組んできたからだろうか。

しかし、昨日の「ゴミ」の話にも通じますが、忙しい時、余裕がない時にこそ、一つひとつの仕事や生活を「丁寧に生きる」ことが重要だと感じます。

昨日の「ゴミ」の話

心は熱く、燃え尽きるほどの情熱を。 しかし、頭は常に冷静に、状況を俯瞰する。

このバランスを保ちながら、また明日から頑張ろうと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました