朝7時集合。まだ眠気の残る6時前に起き、昨日に引き続き、ソラシドエアの方々と共に「ソラシドエコファーム」の草刈りと電気柵の設置作業へ向かいました。
太陽がまだ高く昇りきる前の、涼しさを帯びた空気の中での作業。もちろん、暑いことには変わりないですが、このキツさの先にある達成感が、私はどうやら好きなようです。

30分という時間と、”巻き込む力”という課題
午前中で作業を終え、昼からはこの研修の「中間発表」に臨みました。JICA、市役所、受入先の方々、そして同期やOB・OGまで、多くの方々がオンラインを中心に集まってくださいました。
与えられた時間は、発表15分、質疑応答15分の計30分。準備をしながら、そして実際に画面の向こうの皆さんと向き合いながら、「短いな」と、ずっと思っていました。しかし、それは裏を返せば、この短い時間では語り尽くせないほど、この1ヶ月で多くの挑戦と経験をさせてもらった、という何よりの証拠なのだと思います。
発表では、厳しいダメ出しのようなものはなく、むしろ最終報告に向けた、次なる良い「課題」をたくさんいただきました。特に、「人を巻き込む力」の不足や、自分だけの「コミュニケーション方法」の模索。これらは、まさに今の私に必要な視点でした。

「会社員」ではなく、「個人」として試される場所
今回の準備を通して改めて思いますが、ここは本当に良い環境です。様々な分野の第一線で活躍する方々が、ひっきりなしにこの島を訪れる。その中で、「会社の看板」を外した”個人”として、自分をどう表現し、どう売り込み、どう記憶してもらうのか。その実践的な訓練の場として、これ以上の場所はありません。
残りの1ヶ月半。この環境を最大限に活かし、大切に過ごしていきたいと、決意を新たにしました。
衝撃の鳥刺しと、野菜不足チェッカー
夕方は買い物へ。そこで、宮崎名物だという「鳥刺し」に遭遇しました。鶏肉を生で食べる文化があるとは、衝撃です。そして、恐る恐る口にしてみると、これがまた驚くほどに、美味しい。

スーパーにはもう一つ、不思議な機械が。以前、宇城市役所でも見かけた、手のひらを乗せるだけで野菜の摂取量が足りているかを1分ほどで測定してくれる機械でした。結果は…「全然足りていない」。面白い。これからは、もっと意識して野菜を摂ろうと思います。
発表という大きな節目を終え、新たな課題と、日々の小さな発見に満ちた一日でした。

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