【グローカル4日目】ついに任地へ。「ない」からこそ「ある」豊かさに満ちた、戸馳島

グローカル訓練

JICA九州で仲間と過ごした濃密な3日間を終え、今日、ついに任地である熊本県宇城市、戸馳島(とばせじま)へ向かいました。

快適な電車の旅と、九州のうどん文化

朝7時半、お世話になったJICA九州をチェックアウト。
快速と新幹線を乗り継いで、熊本を目指します。初めて乗る九州新幹線は驚くほど綺麗で快適で、これからの日々に胸を膨らませるには十分すぎるほどの旅路でした。

熊本市ではJICA熊本デスクに立ち寄り、お昼休憩。
九州生活の4日間で気づいたのは、うどん店の多さです。
九州のうどん文化の根付さを感じました。

公人としての決意を新たに

昼過ぎ、まずは宇城市役所へご挨拶に伺いました。

職員の方から温かい歓迎と共に、グローカルプログラム参加者への期待の言葉をいただきました。
その期待は、過去にこの地で活動した先輩方の確かな実績の積み重ねの上にあるもの。
その事実に、ありがたさと同時に、改めて公人として活動する責任の重さに身が引き締まる思いでした。

そして、いよいよ実際の研修地である戸馳島へ。

お世話になる受け入れ先の方に早速ご挨拶に伺い、夜は天草の美味しいご飯に連れて行ってくださいました。
そこで伺ったこれまでの経験談、そこから生まれた仕事への哲学、そして何よりそのお人柄から溢れ出るエネルギーに触れ、「ここに来て本当に良かった」と、心の底から確信することができました。

「ない」からこそ生まれる豊かさ

戸馳島に来て、まだ数時間。
けれど、心は感動で満ちています。

島には、信号がない。コンビニがない。交番もない。
でも、人がいる。温かさがある。
道端での挨拶が会話になり、会話が笑顔を生む。

そして、夜。

街灯がほとんどないこの島で見上げた空は、かつて旅したナミブ砂漠の夜空を彷彿とさせました。
都会の喧騒がないからこそ、満点の星の輝きが見え、虫の声が子守唄のように聞こえる。

「ない」からこそ、見えてくるもの、聞こえてくるものがある。
「ない」からこそ生まれる豊かさを感じました。

明日から本格的に始まる仕事と島での生活が、楽しみで仕方ありません。
一生懸命、頑張ります。

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