今日の仕事は、一日を通してブルーベリーの剪定作業。
来年の収穫に向けて、思い切りよく枝を切り落としていきます。外向きで、勢いのある若い枝だけを残し、今年実をつけた枝は確実に剪定する。全体が3分の1ほどの大きさになるまで切り詰めるので、初めは「こんなに切ってしまって大丈夫か」と心配になるほどでした。
植物と目が合い、対話が始まる
しかし、一日中この作業を続けていると、不思議な感覚が芽生えてきました。
どの枝に勢いがあり、どれが古い枝なのか。その違いが、だんだんと直感的に分かるようになってくるのです。そして、残すべき元気な枝と、ふと”目が合う”ような瞬間がある。
まるで、植物が「私を残して」と語りかけてくるかのようです。
いつか、本当に植物と対話できるようになること。それが、今の私の新しい目標です。

デジタルマーケティングと、来年の夏への投資
今日の剪定は、来年の夏に豊かな実りを得るための、未来への投資です。このスパンの長い取り組みこそが、農業の難しさであり、同時に面白さなのだと感じます。
即座に結果を求め、A/Bテストを繰り返すデジタルマーケティングの世界とは、流れている「時間軸」が全く違う。
来年、この枝にたくさんの実がなるといいな、と願いながら、一枝一枝に向き合いました。
私の血と、ソラシドファームの汗
ただ、このブルーベリーハウスで、私はどうやら異常なほど蚊に好かれているようです。
一緒に作業している方と比べても、おそらく10倍は多く刺されている気がします。
私の血は、よほど美味しいらしいです。
夕方からは、ソラシドエアとの協業畑「ソラシドファーム」へ移動し、電気柵を張るための草刈り作業。これもまた体力的にきつい仕事ですが、大量に汗をかくのは、やはり気持ちが良いものです。
植物の言葉を学び、蚊に血を分け与え、最後は汗を流す。
そんな、自然との濃厚なコミュニケーションに満ちた一日でした。

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