【グローカル11日目】100年単位の時間感覚と、台湾から届いた”縁”

グローカル訓練

今日の午前中は、台湾から航空便で届いた胡蝶蘭の苗を荷解きする作業から始まりました。
この取引が、長年にわたる台湾のパートナーとの繋がり、つまり”縁”によって成り立っていると聞き、改めて人と人との関係の重要性を感じます。

今回届いた苗の多くは、数ヶ月後の敬老の日などを見据えたもの。一方で、昨日まで見ていた苗の中には、出荷まで2年半もの歳月を要するものもあるそうです。

農業が教える、ウイスキーのような時間感覚

ふと、以前に訪れた北海道のウイスキー工場を思い出しました。何十年という時を経てようやく完成するウイスキーのように、農業もまた、苗を育て、品種を研究し、年単位で収穫を待つ。
私が慣れ親しんだ東京の目まぐるしい時間感覚とは全く異なる、雄大で、辛抱強い時間がここには流れています。

この時間感覚の違いは、ビジネスのあり方に対する新たな視点を与えてくれました。

地方企業は、ステークホルダー資本主義の最先端かもしれない

地方で何代にもわたって続く企業は、東京のスタートアップとは根本的に異なる時間軸で動いているように感じます。彼らの主語は「会社」の自己成長だけでなく、常に「地域」と共にあり、何世代も先の未来を見据えている。ベンチャーが10年スパンでのIPOを目指すのに対し、彼らは100年単位で物事を考えているような、そんな感覚すら覚えます。

もちろん、明日を生き抜くための利益を出し、新しい挑戦を続けることも不可欠です。その短期的な視点と、地域に根差す長期的な視点。その絶妙なバランスの上に成り立つ地方企業の姿は、昨今注目される「ステークホルダー資本主義」の、最先端の形なのかもしれない。そんな壮大なことを考えながら、午後はひたすらいちごの鉢の片付けに没頭していました。

焦燥感と、”プラスアルファ”への決意

夜は、九州で活動する協力隊メンバーとのオンラインミーティング。それぞれの場所で、着々と自分の活動を作り、前に進めている仲間の姿に大きな刺激を受けました。それと同時に、少しばかりの焦燥感を覚えたのも事実です。

労働プラスアルファの付加価値のために、頑張らなくては、、

仲間から「顔が疲れているよ」と心配されました。
疲れていることは否定しませんが、大丈夫です。3食しっかり自炊して、心も身体も元気です。

もらった刺激を力に変えて、また明日から頑張ります。

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