• アフリカを旅した大学生

生の情報には価値がある。

4.11

朝起きたら、とても気持ちの良い快晴だったので1時間半ほどかけて隣町のキビートまで歩いて移動しました。そこで揚げたてのサモサを食べ、バスに乗ってカセッセに向かいました。

カセッセはとても大きな街でした。

お昼頃に着いたので早速宿探しから始めたのですが、その途中バイクの男に「こっちに来い」としつこく声をかけられ、ボダボダ(バイクタクシー)の運転手だと思っていたので逃げたら、彼は私服警官だったらしく少し怒られました。

少しお話しし、ビザを見せたら解放してくれ安いゲストハウスも紹介して頂けました。夜に再び彼に会いましたが、そのゲストハウスは彼の行きつけのBARらしいです。

昼ごはんは近くのチャパティ屋さんでコマンドーを食べたのですが、そこは19歳の友人2人で経営していました。彼らと色々お話しをしましたが、一年中毎日朝から晩までお金を稼ぐために働いているらしく、いつかお金ができたら白人の国に行きたいという話しをしていました。彼らにとってヨーロッパやアメリカが憧れの場所らしいです。

チャパティ屋さんはとても若い人が作っていることがとても多いですが、自分より若い人たちが必死に働きお金を貯めている光景を見ると自分は甘やかされているなと感じます。

その後、お店でお酒を飲んでいる酔っ払いに捕まりここでも色々な話しをしましたが、仕事を失い24時間ずっとここで飲んでいるんだと話をしていました。そこには5人くらいおじさんがいて、皆同じ状況らしいです。

途上国の都会では、儲けていると搾取されている人の二極化が隠されることなく全て見えてしまいます。何もしなければこの格差は拡大していくだけなのでしょう。

夜にマロワ(ミレットフラワーから作った伝統的なお酒らしいです。)を囲んでお話ししたおじさんたちも、ウガンダの自由で素敵な国を賞賛しつつも、「この現状を変えるには外からの力が必要だ」と話をしていました。

活字ではなく直接人から聞いた情報は、非常に多くのことを考えさせられるなと感じた1日でした。

今後の旅を通して、この途上国と呼ばれる地域が抱える負の側面を目で見て、耳で聞き、鼻で嗅いでたくさんのことを感じ考えていきたいと思います。

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