• アフリカを旅した大学生

途上国の光と闇

4.6

今日は1日カンパラを歩き回りました。

4つのショッピングモールを回り、スラムのような場所にも一瞬立ち寄り大都市の光と闇を見て歩きました。

ショッピングモールはまず外見から、他の建物からは浮いたように綺麗で、中のテナントもカフェやKFC、カルフールなど明らかにアッパー層向けのものでした。もちろん中にいるお客は肌が白い人か背広を着た黒人男性ばかりで、まるで異空間のようでした。入り口では入念なボディチェックがあり、貧しい世界とは隔絶された世界です。私自身、どこかこのモールの中に居心地を感じ、”こっち側”で育ってきた人間であることを改めて実感しました。

一方で、鉄道沿いにあるスラム街は空気が全く違いました。ゴミが積まれていたり、ぼろぼろに破れた洋服をみんな着ていたり、同じ街の中とは思えないほどの歪さを感じました。

また、街中で親子が、2人の子どもを別々の定位置に置き去りにして物乞いをさせている光景を目にしました。その母親の目は、(私がこれまで見てきた常識の中では)自らの子どもを見るような目はしていませんでした。

大都市であればある程、顕著に突きつけられる格差。

物乞いの子どもたちに手を引っ張られるたびに、何もできない自分の無力さを痛感させられます。この感情は直接現地に訪れた人にしかわからないものだと思いますが、本当に言葉にならない色々な感情が湧き出てくる充実した1日でした。

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