• アフリカを旅した大学生

タンクの水が底をつき、水の重要性について深く考えさせられた日。

3.19

今日までワークはありませんでしたが、今日は1日島のツアーに行きました。

午前中は山を1時間ほど登り、caveを見に行きました。この島の植物はとにかく鋭利なものが多く、棘と戦いながら過酷な山登りを行いました。その道のりは確かにきついものでしたが、登頂したときの風景でその疲れは全て吹き飛びました。島とヴィクトリア湖を一望でき、さらに空気もとても気持ちよかったです。

目的地であるcaveとはこの島が始まった場所ともいえる場所で、伝統的に神聖な場所とされてきたそうです。正直、英語をほとんど聞き取れずわからないことが多かったためか、わかりませんでしたがあまりオーラを感じるような場所ではありませんでした笑。

昼ごはんは、自分たちでペペロンチーノを作り振舞いました。ケニア料理はとても美味しく好きですが、やはり慣れた味というのは格別に美味しいです。

そして、昼過ぎからはボートに乗って沖に出て、外から島を見ました。それ以上何かをしたわけではありませんが、ボートで感じる風はとても気持ち良いものでした。

しかし、多くの漁師は真夜中にこのボートを使って漁に出ていくそうです。天候も安定しない中真っ暗な海に、このボートを使って仕事に出るなんて…そうやって命をかけて仕事をしながらも収入が安定しない漁師というものは想像できないほど過酷な仕事だなと感じます。

そして、夕方料理を始めようとしたとき事件が起きました。タンクの水が空になってしまったのです。昨夜、雨が降らなかったため、貯めていた雨水は底をつきてしまいました。そこで1.5キロほど離れた湖畔まで1人10ℓ×2のボトルを担ぎ水を汲みに行きました。これは本当に肉体労働でした。

ヴィクトリア湖で汲んできた水は、もちろん煮沸して使いますが、それでもゴミはたくさん浮いていますし決して綺麗とは言えない水でした。しかし、それで調理や洗いものをする他なく、結果的に誰も体調を崩さなくて本当に良かったです。

ここまで水の重要性について考えさせられたのは初めてでした。実際にキツい経験をしてこそ、そのことについて本気で考えるきっかけになると感じたので、今日の事件はとても良い経験でした。

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